【CBC賞2025予想】データが示す“穴馬”はこの馬!波乱の主役に名乗り出た2頭とは?

今週日曜の中京競馬場7レースでは、芝1200mで行われるG3・CBC賞が開催。サマースプリントシリーズの一戦として、今年はフルゲート18頭での開催が予定されている。
過去10年の傾向を見ると、1番人気馬の勝利は2019年のレッドアンシェルのみ。以降は1番人気が勝てておらず、波乱含みの一戦となっている。また、世代別では5歳馬が7勝と圧倒的な成績を誇っており、4歳馬が人気を集めそうな今年は、実績がありながら人気を落としている5歳馬に注目したい。
その一頭が、ロードカナロア産駒の5歳牝馬・グランテストである。ここ2戦は4着、9着と人気を裏切る結果が続いているが、シルクロードステークス2着や昨年のCBC賞3着といった重賞実績は十分。今回は約2か月半の休み明けとなるが、前走・鞍馬ステークスでは1番人気で大敗しており、リフレッシュ効果が期待される。
もう一頭注目すべきは、モーリス産駒の5歳牝馬・ベガリス。逃げ・先行脚質で展開の利を得やすく、中京芝では4戦2勝と好相性を見せている。手綱を取る藤懸騎手は継続騎乗で、勝負気配も高い。
一方、4歳世代では、アメリカンフェイロー産駒のジューンブレアが注目される。前走では内からカピリナに差され2着に敗れたが、今回は主戦場である北海道開催を離れ、武豊騎手が中京に遠征しての騎乗となる。現状では本賞金の加算が必須な立場にあり、勝負度合いは高い。ただし、これまでの好走歴は中山芝や洋芝など時計がかかる馬場に偏っており、初となる中京芝への適応が大きなカギとなりそうだ。

