【レパードS予想2025】混戦を断ち切る3頭の有力馬とは?注目馬を徹底分析

8月10日(日)、新潟競馬場のメインに組まれているのは、3歳限定のダート重賞「レパードステークス」(G3、ダ1800m)。競走番号は7Rとやや早い時間帯での発走だが、3歳ダート路線において重要な位置づけを持つ一戦であることに変わりはない。
創設当時は1着賞金4,500万円を誇っていたが、現在は3,700万円に減額。それでもクラシック未参戦組や、地方交流路線からの転戦馬にとっては、世代重賞を手中に収める貴重なチャンスとなる舞台だ。
近年の傾向では、1番人気馬が比較的安定して好走している一方で、10番人気前後の伏兵が馬券に絡むケースも珍しくない。大波乱までは見込めないが、波乱の余地を残す一戦といえる。
昨年は、前走ユニコーンS組が久々に好走し、昇級初戦の馬も3着に健闘。海外帰りの2着馬が話題を呼んだが、今年の出走馬に帰国緒戦組は見当たらない。前走で掲示板(5着以内)を外していた馬の巻き返しは難しく、悪くても4着以内、できれば勝利してここに臨んでいる馬が上位争いの条件となる。
また、牝馬がいれば注目すべきレースだが、今年は牝馬の出走がない。レース傾向としては、先行勢が有利。逃げ切りこそ容易ではないものの、逃げ残りは珍しくなく、4コーナー4番手以内の馬が複数馬券に絡む年も多い。
騎手に関しては戸崎圭太が好相性。ここ5年で3度騎乗し、1着1回、2着2回と全て馬券圏内に入っている。今年も騎乗馬には要注目だ。
これらの傾向を踏まえ、注目すべきは以下の3頭。
まずはジャナドリア。この新潟ダート1800mでデビュー勝ちを飾って以降、連勝でJpn3・雲取賞を制した実力馬だ。羽田盃では3着に敗れたものの、相手は強豪揃いだった。今回は得意のコースで、鞍上には相性抜群の戸崎圭太を迎える。仕切り直しの一戦としては申し分ない舞台が整った。
次に挙げたいのが、ロードラビリンス。ここにきてようやく本格化の兆しを見せており、前走・前々走と連勝中。勢いのある3歳馬がそのままG3戦線に乗り込んでくる形だ。鞍上は川田将雅。勝負強いトップジョッキーの手綱さばきが加われば、3連勝での重賞制覇も視野に入る。
最後に注目したいのは、ルグランヴァン。東京の2勝クラスでは古馬を撃破しており、オープン級の能力はすでに証明済み。世代限定のG3であれば勝ち負けに加われるだけの実力を秘めている。
真夏の新潟で繰り広げられる、3歳ダートの頂上決戦。先行力と地力、そして鞍上の手腕が勝敗を分けるタフな一戦となりそうだ。波乱の余地を残しながらも、確かな力量を持つ馬を軸に据えたい一戦である。

