【CBC賞2025予想】絶好の狙い目ワイドラトゥール!展開ハマれば末脚炸裂

日曜の中京メインはサマースプリントシリーズの第4戦となるハンデG3「CBC賞」が開催。第1戦・函館スプリントSや第2戦・北九州記念に出走していた馬たちの参戦も多く、シリーズの行方を占う重要な一戦となる。
そんな中でも注目したいのはカリフォルニアクローム産駒の4歳牝馬・ワイドラトゥールだ。2走前の愛知杯では同じ中京競馬場で追い込みを決め、初の重賞制覇を果たしている。距離は1400mでスプリント戦としてはやや長めだったが、その鋭い末脚は強烈だった。
今年のCBC賞はハイペース必至の展開が予想される。函館スプリントSでは5番手以内で進めた馬が3頭馬券に絡み、北九州記念でも逃げたクラスペディアが好走した。また、今回の出走馬にも前走で3番手以内から競馬をした馬が4頭揃っており、序盤から激しい先行争いが予想される。そうなれば、距離適性に多少の不安があるワイドラトゥールにとっても、自慢の末脚を生かせる展開になる可能性が高い。
さらに若手有望株の西塚洸二騎手への乗り替わりも注目材料だ。本来の主戦である北村友一騎手は先約のバルサムノートに騎乗するため、西塚騎手にバトンが渡った。
西塚騎手はまだ重賞勝利こそないものの、関西を中心に頭角を現している若手の一人であり、中京競馬場との相性の良さでも知られている。今回が重賞初制覇の絶好のチャンスと言える。
以上の点から、今年のCBC賞はシリーズ中でもっともハイペースになる公算が高く、展開は差し馬向きとなる可能性が高い。末脚に定評のあるワイドラトゥールがその流れを生かして差し切り、重賞2勝目を挙げるとともに、西塚騎手が念願の重賞初制覇を達成するシーンが十分に期待できる。

