【CBC賞2025予想】逃げ・先行有利!夏の中京で台頭するのはこの4頭だ

8月10日(日)の中京メイン、第7レースに組まれているのはサマースプリントシリーズ第4戦「CBC賞」(G3、芝1200m)。例年、夏のスピード自慢が顔を揃える一戦だ。
昨年より開催時期が移行されたものの、顕著な変化は見られず、例年通りの傾向が継続している。まず注目すべきは人気別成績。1番人気の信頼度は低く、代わって2番人気、3番人気の好走が目立つ一方、二桁人気馬の激走は少なく中穴が狙い目のレースとなる。
夏競馬特有の牝馬の強さも顕著だ。2022年、2023年ともに牝馬が1着、あるいは3着に食い込んでおり、今年も牝馬には注意が必要だろう。また、中央開催のハンデ重賞ながら軽量馬の台頭が目立つのもこのレースの特徴。ただし、過去3年は57kg以上の馬が1頭は馬券圏に絡んでおり、極端な軽量馬ばかりを狙うのは危険だ。
脚質面では“前”が有利。真夏のスプリント戦らしく、速い流れの中でも粘り込むタイプが強く、差し・追い込み一辺倒では苦戦必至。逃げ馬から狙っても妙味がある。
枠順にも注意が必要で、外枠は割引材料。同程度の能力であれば内枠を優先すべき。これらのデータや傾向を踏まえて注目したいのは以下の4頭だ。
まずジューンブレア。昇級初戦だった前走でハナ差の2着に好走。久々の格上挑戦で結果を出しており、叩き2戦目となる今回はさらなる上昇が見込める。先行力に幅があり、展開不問で安定感があるのも強みだ。
次にシュトラウス。初の1200m戦となるが、1400mで重賞2着の実績があり、左回りの対応力にも不安はない。一気の距離短縮がプラスに出る可能性は十分あり、未知の魅力を秘めている。
さらにグランテストは昨年このレースで逃げて3着に粘った実績馬。中京芝1200mへの適性が高く、得意舞台でのリピーターによる好走があっても驚けない。
最後にヤマニンアルリフラ。近走の内容から芝1200mがベスト条件と見られる一頭で、斤量57.5kgはカギとなるが、地力は重賞級。スピードに乗った時の持続力は相当なもので、一発があっても不思議ではない。
近年の傾向からもスピードと先行力、そして牝馬や軽量馬の台頭がポイントとなるCBC賞。データに裏打ちされた注目馬たちの走りに注目が集まる。

