【ラジオNIKKEI賞2025予想】波乱必至のハンデ重賞!データが導く注目の4頭とは?

今週から舞台はローカル開催へと移行。福島競馬場で行われる今節のメインは、3歳限定のハンデ重賞「ラジオNIKKEI賞」である。
このレースは波乱傾向が強く、昨年は1番人気どころか、3番人気までがすべて馬券圏外に敗れている。過去10年のデータを見ても、1番人気と2番人気はともに2勝ずつ、3番人気は3勝にとどまり、上位人気の信頼度は高くない。一方で、10番人気以下の成績は【0-1-1-50】と極端に少なく、大穴の激走は稀だ。とはいえ、基本的には穴党にとって狙いどころの多い一戦と言える。
枠順傾向を見ても特徴的で、勝ち馬10頭中7頭が1~3枠から出ており、内枠優勢の傾向が顕著。特に1枠の馬は【3-2-2-8】と優秀な成績を収めており、多少の人気薄でもチャンスがある。今年も枠順には注目したい。
斤量面では55kgが【3-1-1-12】、54kgが【3-4-2-31】と良好な成績を残しており、この付近のハンデが最も走りやすいラインといえる。過度な重ハンデでなければ問題ない。
脚質別では先行馬が【4-7-0-22】、差し馬が【4-0-4-50】とほぼ互角だが、逃げ馬が【1-2-3-5】と複勝率50%を誇っており、前有利の傾向がやや強い。ただし、差し・追い込み勢の台頭も毎年のようにあり、展開次第では後方待機組にも十分チャンスはある。
前走レースの傾向では白百合SとプリンシパルSが過去10年で3勝ずつと勝利数トップ。G1の皐月賞や1勝クラス組も含まれるが、G1出走馬は着順や人気を問わず評価される傾向があり、1勝クラス組なら勝利していることが条件となる。特にリステッド組が狙い目と言えそうだ。
以上の傾向を踏まえ、注目したい4頭を挙げたい。
まずはフクノブルーレイク。前走の皐月賞は16着と大敗したが、2走前のスプリングSでは2着と健闘し、重賞でも通用する力を示している。今回もトップハンデを背負うが、実力は十分。
ビーオンザカバーは前走の山藤賞(1勝クラス)を快勝。ムラのある戦績ではあるものの、前走は先行して押し切る強い内容だった。先行力があり、機動力が求められる福島コースとの相性も良さそうだ。
逃げて連勝中のトレサフィールも注目の一頭。自分の形で運べればしぶとく、展開次第では一気の逃げ切りも期待できる。
最後にセンツブラッド。白百合Sで2着と好走し、今回はその内容を評価されての参戦。唯一の重賞挑戦となった京成杯こそ8着に敗れたが、それを除けば6戦5連対と安定感は抜群。コース適性にも幅があり、信頼のおける1頭だ。
以上、波乱含みのラジオNIKKEI賞は展開とハンデ差が勝敗を大きく左右する。穴馬の台頭も十分にあるだけに、今年も見逃せない一戦となりそうだ。

