【セントライト記念2017予想】関東の秘密兵器はこの馬だ?!トーセンホマレボシ産駒“期待の星”

最後の一冠菊花賞への関東側の登竜門と言えるセントライト記念が、18日(月)に中山競馬場で開催されます。今年は皐月賞馬でダービー5着のアルアインをはじめ、皐月賞4着のクリンチャー、ラジオNIKKEI賞は6着でしたが京都新聞杯2着の実績を持つサトノクロニクルなどなかなかの馬が揃いました。

しかし、それ以外の馬達については500万を勝ったか負けたかぐらいの馬で、実績馬に続くのぼり馬はどんぐりの背比べ状態といった具合です。

トーセンホマレボシ産駒“期待の星”、ミッキースワロー

そんな中で唯一オススメしたいのはトーセンホマレボシ産駒のミッキースワローです。父トーセンホマレボシは、GⅡ京都新聞杯を勝った後、ダービーに出走し3着と好走したほどの馬です。半兄にトーセンジョーダンがおり、古馬になってからも活躍できると思われていたのですが、残念ながら屈腱炎で引退となってしまいました。勝ち鞍はGⅡのみで、良血とは言え種牡馬としてこの成績はどうなのか?と言われるかもしれませんが、トーセンホマレボシ産駒は2016年からデビューし、中央馬で出走頭数68頭中13頭勝ち上がってますし(2017年9月10日現在)、地方では46頭出走し21頭が勝利するなど、勝馬率などは決して上位ではないものの、期待値以上の活躍をしてくれる注目の種牡馬産駒でもあるのです。

ミッキースワローはそんなトーセンホマレボシ産駒の期待の星。注目ポイントは過去5戦中上り最速を実に4度もマークしているのです。唯一京都新聞杯だけはマークできませんでしたが、スローペースのレースを嫌って自分から動いた勝ちに行ったレースでしたので、上り時計が少し掛かったのは仕方がないレースだったと言えます。その1戦以外は全てのレースで上り最速を出しているのですから、ミッキースワローの最大の武器はその末脚にあると言ってもいいでしょう。

今回のセントライト記念ではデビューから手綱を握り続けていた主戦の菊沢一樹騎手から横山典騎手に乗り替わります。騎手として、そして種牡馬としてお互いにデビュー2年目である菊沢騎手とトーセンホマレボシ産駒。ほぼ同期と言ってもいいコンビなので、そのまま乗ってセントライト記念を勝ってほしいという気持ちもあるのですが、ここはより馬の末脚を発揮することに長けている横山典騎手の腕を見る機会ということで、菊花賞で戻れることを信じて勉強してもらいましょう。

何れにせよミッキースワローのような末脚自慢の馬の扱いは横山典騎手は特にうまいので、セントライト記念では権利取りに期待感が高まりますし、菊花賞の関東の秘密兵器として一躍注目されてくるでしょう。そんな期待を込めて、セントライト記念はミッキースワローに注目したいと思います。