【シンザン記念2026予想】アルトラムス、京都マイルは絶好舞台
公開: 2026/01/09 13:03

三冠馬シンザンの名を冠した3歳重賞「シンザン記念」は、キャリアの浅い馬が多く力関係の見極めが難しい一戦となる。その中で、デビュー戦の勝ちっぷりが際立っていたアルトラムスは、ここでも期待を集める素質馬だ。
前走は今回と同舞台となる京都マイルでの新馬戦。中団の馬込みで折り合い、緩みのない流れの中でもしっかりと脚を溜めた。残り2ハロン過ぎからスパートすると、上がり最速34秒6の切れ味で一気に加速。内でロスなく運んだ逃げ馬をあっさりと捕らえ、最後は3馬身差をつけての完勝だった。加速ラップの流れを鋭い末脚で差し切る内容は、大物感を漂わせるものだった。
騎乗したレーン騎手も「手応えが良く、直線ではしっかりと脚を見せてくれた。レース中のマナーも良く、センスの高い馬」と評価しており、操縦性の高さと決め手の鋭さは大きな武器となる。京都コースとの相性の良さも十分に感じさせる走りだった。
前走のラップは後半が12秒4-12秒2-11秒7-11秒4と加速する形で、逃げたアンジュラフィーユが2着に粘り込む展開だった。その中で、ただ一頭だけ後方から迫り、レース上がりを0秒7も上回る脚でまとめて交わしたアルトラムスの走りは、やはり能力の違いを示している。
新馬戦は内回りだったが、シンザン記念は外回りコースとなる。ただし、3コーナーまでの直線が長く、序盤からペースが上がりやすい点は共通している。シンザン記念は前半から速いラップになりやすく、下り坂から長く脚を使う展開になりやすい。前傾ラップへの対応力や瞬発力が求められるレース傾向は、アルトラムスにとってむしろ歓迎材料といえるだろう。
前走から中7週と間隔は空いたが、1週前追い切りでは栗東CWで6ハロン81秒7、ラスト1ハロン11秒5と自己ベストを更新。奥村助手も「柔らかみが出て心肺機能も上がっている」と上積みを強調しており、状態面の不安はない。
イスラボニータ産駒は京都外回りで好成績を残しており、その点からも舞台適性は高いと見る。デビュー戦の内容と成長力を考えれば、アルトラムスが重賞でも連続好走を果たす可能性は十分にある。ここでどこまでやれるか、その走りが今後を占う試金石となる。

