【仁川ステークス予想2026】ムルソー上昇一途、オープン連勝の勢い本物
公開: 2026/02/23 19:52

阪神競馬の土曜メインは、ダート2000mで行われるリステッド競走「仁川S」が開催。アンタレスステークスや地方重賞へ向けた賞金加算を狙う実力馬、あるいはフェブラリーステークス除外組などが集結する一戦であり、中長距離適性を備えた骨っぽいメンバー構成となるのが通例だ。
今年も昨年2着のゼットリアン、同3着のクールミラボーといった実績上位のベテラン勢が顔をそろえるが、今回最も注視したいのはダートオープンを2連勝中の5歳馬ムルソーだ。
勢いという点ではメンバー中でも際立つ存在だ。前走のシトリンステークス(京都、ダ1900m)では、好ダッシュから先行争いに加わり、コーナーワークで主導権を掌握。道中は淡々としたミドルペースへ持ち込み、直線では後続の追撃をクビ差封じ込めて押し切った。展開面で楽ではない形から自らレースを作って勝ち切った内容は、着差以上の価値があると言えるだろう。序盤から積極的にポジションを取りに行ける機動力は大きな武器であり、展開に左右されにくい強みが魅力だ。
課題を挙げるならば、揉まれる形やごちゃつく競馬への対応力だが、現時点では能力の高さがそれを補って余りある。今回はピュアキアンやマーブルロックなど、重賞でも先手を主張してきた逃げ馬候補が存在し、先行勢も一定数そろう。ただし、近走の充実ぶりとオープン連勝の実績を考慮すれば、地力比較でムルソーは上位評価が妥当である。
約3カ月の休み明けは確かに楽な条件ではないが、過去にも間隔を空けて結果を残しており、大きな減点材料にはならない。ここ1年は中山、京都中心のローテーションだったが、阪神コースへの替わりも能力で克服可能な範囲と見る。勢いと自力の高さを背景に、ここも通過点としたい一戦である。

