【目黒記念2026】主役はダノンシーマ、東京2500mで本領発揮へ
公開: 2026/05/27 17:10

飛躍を目指す実力馬が集結する伝統のハンデ重賞「目黒記念」。今年の主役候補として注目を集めているのが、前走の阪神大賞典で3着に好走したダノンシーマだ。
前走は一気の1000m距離延長となる3000m戦への挑戦。さらに1周目3コーナーでは他馬に寄られる不利を受け、その影響でやや力む場面もあった。スローペースの中団外を回るロスの大きい競馬となったが、直線では狭い馬群を割ってしぶとく伸び、最後まで存在感を示した。勝ち馬アドマイヤテラはその後の天皇賞・春でも3着に好走しており、ダノンシーマ自身の評価を下げる内容では全くないと言えよう。
むしろ、3000mという条件をこなせたことは大きな収穫。ただ、レース内容を見る限り本質的には2400m前後がベストという印象が強く、今回の2500mへの距離短縮は大歓迎の条件となる。中距離路線に戻る今回は、改めて重賞級の能力を示す絶好の舞台と言えそうだ。
東京コース適性も高い。2走前の白富士Sでは、今回も有力視されるウィクトルウェルスを相手に、上がり3F32秒7という強烈な末脚を繰り出して快勝。府中の長い直線でこそ真価を発揮するタイプであり、持ち味の切れ味を最大限に生かせる条件がそろった。
2勝クラスから続いていた連勝は前走で「3」で止まったものの、レコード決着のハイレベル戦で最後まで脚を使い続けた内容は高く評価できる。ポテンシャルの高さはすでに証明済みで、今回は巻き返しへの期待が大きい。
鞍上には川田将雅騎手を迎える。近年G1戦線で数々のタイトルを積み重ねてきたトップジョッキーであり、東京競馬場の長い直線を熟知している存在だ。馬主、騎手ともに悲願となる重賞初制覇へ向け、陣営の期待も非常に大きい。府中の大舞台で、ダノンシーマが本格飛躍を遂げる可能性は十分にある。

