過去10年のデータでは日本馬が1勝と分厚い壁とはなっているものの、今年は大挙5頭が出走、かつ距離適性含め期待が高い馬たちが集う一戦となったのが、ドバイシーマクラシックです。
一昨年、昨年と日本馬の勝利はなかったものの2, 3着はいずれも日本馬が確保しており、あと一歩となっているだけに、2014年のジェンティルドンナ勝利以来、ひさびさの日本馬の勝利なるか注目となっています。
昨年のジャパンカップではコントレイルの2着と惜しい競馬となったオーソリティは前走のサウジアラビア遠征が実り、見事ネオムターフカップを制しており、主戦のルメール騎手を再度確保できたのも大きな強みといえそうで、悲願の初G1制覇が海外で達成できるかどうか、想定では1, 2番人気が予想されるだけに期待が大きくなっています。
ほかにも香港ヴァーズ勝ちなど、すでに海外遠征で実績を積んでいるグローリーヴェイズや、昨年の日本ダービー馬のシャフリヤール、初の海外遠征かつG1勝ちがないものの善戦が続くステラヴェローチェが明け4歳となってさらなる成長、飛躍が期待される参戦となっています。
また牝馬では、オークス制覇後は調子が上向かないゴールドシップ産駒のユーバーレーベンも、日本でおなじみのレーン騎手を確保しており、遠い異国の地で輝きを取り戻せるか注目の一頭となっています。
そして海外馬で最大のライバルとなりそうなのが、ブリーダーズカップターフを制し現在3連勝中となっているユビアーでしょう。前走に引き続いてビュイック騎手を確保しての参戦だけに、強力なライバルとなりそうですが、久々の日本馬勝利を期待して、馬券検討には日本馬は欠かせない1戦といえそうです。