馬産においても日本競馬界を牽引してきたディープインパクト、キングカメハメハですが、ともに早逝してしまい、今では戦績が目立たなかったり、母系が地味な産駒も種牡馬入りしており、特に短距離路線の種牡馬は格安に設定されている印象が強いのではないでしょうか。
先月17日に行われた浦和競馬場で行われた桜花賞では、浦河町の熊谷武氏生産でタイセイレジェンド産駒のスピーディキックが1番人気に応えて完勝し、2着にも同じタイセイレジェンド産駒のティーズハクアが入り、タイセイレジェンド産駒が1, 2着を独占しました。
タイセイレジェンドは2007年生まれのキングカメハメハの直仔で、競走馬時代はJBCスプリント、東京盃など9勝を挙げています。
また、芝ではオルフェーブルなどがその血を残しているメジロマックイーンの血が母系に入っており、ダートでも脈々と受け継がれているのはオールドファンにとって喜ばしいことではないでしょうか。
引退後は優駿スタリオンステーションで種牡馬生活を開始したものの、現3歳世代の出走頭数は9頭と寂しい頭数でしたが、そのうちの2頭が南関東の牝馬クラシックで好走したことで脚光を浴びています。
笠松競馬では牡馬のタイセイサクセサーがまずまずの戦績を残していますが、クラシック制覇、かつワンツーのインパクトは大きいでしょう。
2020年の産駒は8頭、2021年の産駒は5頭と厳しい状況とはなっていますが、種付けシーズン前に産駒が結果を出したことで、今年の種付け頭数にもいい意味で影響が出る可能性が高く、サンデーサイレンスの血が入っていない点も魅力の1頭となっています。