現地時間の6日(日本時間7日朝)は、アメリカのチャーチルダウンズ競馬場で米ダート競馬の最高峰「ケンタッキーダービー」(G1、ダ2000m)が開催。日本からは2頭が挑戦する予定となっており、馬券は日本国内でも発売される。
参戦する2頭の日本馬は、ドバイのUAEダービーで逃げ切り勝ちを果たしたデルマソトガケ(牡3、音無厩舎)と、同レース3着のコンティノアール(牡3、矢作厩舎)だ。5月2日には、出走馬20頭の枠順が決定。デルマソトガケは17番枠、コンティノアールは20番枠に入った。
日本馬ではもう1頭、サンタアニタダービーで2着に入った地方・大井競馬所属のマンダリンヒーロー(牡3、藤田輝信厩舎)も参戦を表明しているが、現在は補欠馬となっている。日本時間5月5日22時の補欠馬繰り上げ期限までに、枠順が決まった20頭の馬で出走取消が出た場合、補欠馬が繰り上がることがある。補欠馬3頭のうち、マンダリンヒーローは現在補欠2番手となっている。
現地では、昨年のブリーダーズカップジュベナイル(G1、ダ1700m)の勝ち馬で、北米競馬の年度表彰エクリプス賞の最優秀2歳牡馬に輝いたフォルテ(牡3、T.プレッチャー厩舎)が人気の中心か。今年初戦のファウンテンオブユースS(G2、ダ1700m)を快勝、続くフロリダダービー(G1、ダ1800m)を制して目下5連勝中と勢いに乗っている。
他にも、前走のブルーグラスS(G1、ダ1800m)を制しG1初制覇を果たしたタピットトライス(牡3、T.プレッチャー厩舎)も、目下4連勝中と絶好調だ。
ケンタッキーダービーに過去挑戦した日本馬は1995年のスキーキャプテンが14着、2016年のラニが9着、2019のマスターフェンサーが6着、2022年のクラウンプライドが13着と、これまで4頭の馬が挑戦するもいずれも掲示板にも載れずに敗北を喫している。
強敵が待ち構えるアメリカ最高峰レースで日本馬初勝利の快挙なるか?遠い異国での活躍を、日本国内から祈りたい。決定した枠順は次の通り。
■ケンタッキーダービー2023枠順(馬名・騎手)
- ヒットショー(M.フランコ)
- ヴァリファイング(T.ガファリオン)
- トゥーフィルズ(J.ラブベリー)
- コンフィデンスゲーム(J.グラハム)
- タピットトライス(L.サエス)
- キングズバーンズ(J.オルティス)
- リインカーネイト(J.ヴェラスケス)
- メイジ(J.カステリャーノ)
- スキナー(J.ヘルナンデス)
- プラクティカルムーブ(R.ヴァスケス)
- ディスアーム(J.ロザリオ)
- ジェイシズロード(F.ジェルー)
- サンサンダー(B.ヘルナンデスJr.)
- エンジェルオブエンパイア(F.プラ)
- フォルテ(I.オルティスJr.)
- レイズケイン(G.コラレス)
- デルマソトガケ(C.ルメール)
- ロケットキャン(J.アルバラード)
- ロードマイルズ(P.ロペス)
- コンティノアール(坂井瑠星)
■補欠
- サイクロンミスチーフ(J.ロザリオ)
- マンダリンヒーロー(木村和士)
- キングラッセル(R.ペハラーノ)