17日祝日に盛岡競馬場で地方交流重賞の「マーキュリーC」が開催されます。
コース形態がほかの競馬場と異なり高低差が4mあるので、このコースならではの強さを発揮するリピーターが勝つレースともなっており、2017年、2018年はミツバ、2020年、2021年はマスターフェンサーがリピートで勝利しています。
昨年の勝ち馬のバーデンヴァイラーは今年も参戦を予定しており、前走で芝の目黒記念を使い18着大敗となっていますが、ダートでは安定感があるレースができており、前走の大敗で多少オッズが下がるようなら連覇も考えられるだけに、単勝に妙味がありそうです。
キタサンブラック産駒でダートの新星のウィルソンテソーロは同冠の偉大な先輩ウシュバテソーロに続けるか注目となりますが、前走はダート1400mのかきつばた記念ということもあり、高低差のあるダートコース、さらに距離延長と越えなければならないハードルは高いですが、能力で押し切れるようなら先々楽しみな1頭となりそうです。
昨年このレース2着のテリオスベルも参戦を予定していますが、前走の平安Sがまさかの最下位と、それまでの安定感が見る影もなく崩れてしまいました。得意の舞台でどこまで巻き返せるか、主戦の江田騎手の手綱さばきに注目です。
JRA所属馬、かつ関西馬が強さを発揮するレースということで、関東馬のテリオスベルには若干警戒し2, 3着付で狙いたいところです。また、本命には新星期待でウィルソンテソーロ、連覇期待でバーデンヴァイラーか迷うところですが1, 2番人気によるワンツーは過去5年では一度もないだけに、予想は難しいレースともいえそうです。