各時代のチャンピオンたちが名勝負を繰り広げてきた頂上決戦「ジャパンカップ」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回はその中でもとくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみましたので、予想の際にお役立てください。
イクイノックス(牡4、木村哲也厩舎)
11/15(水)栗東・CW(良)6F81.8-5F66.2-4F51.5-3F37.3-1F11.4(馬なり)
栗東CWコースで2頭併せ。2歳1勝クラスの僚馬ソニックスターを2馬身追走し、道中もリズム良く折り合い徐々に加速していき、直線では内からラスト1F11.4の好時計をマークして併入しました。終始馬なりで追われることなくともしまいは11.4をあっさりマークし、ゴール板通過後もしっかりと脚を伸ばしていました。内容としては軽めですが、10日に帰厩してからはバランス良く調整されてきており、ここまで至って順調に来ています。
ドウデュース(牡4、友道康夫厩舎)
11/16(木)栗東・CW(良)6F80.1-1F11.1(馬なり)
藤岡康太騎手を背に栗東CWコースで3頭併せ(レースは武豊騎手が騎乗)。3歳未勝利の僚馬アドマイヤソラと、2歳1勝クラスのサトノシュトラーセを先行させて、道中はゆったりとしたペースで折り合いに専念。脚を溜めていく競馬を意識して追走していきました。徐々にピッチを上げていくと、ラスト300mで鞍上が合図を出し、これに鋭く反応して最内から豪快に2頭を交わして2馬身差で最先着しました。ラスト1Fは11.4の猛時計で、前半でリラックスできていたことがしまいの決め手にしっかりと繋がっている印象。途中で併せ馬がペースを上げていくところがありましたが、無理についていかずに自分のリズムのまま走れていた点も好感が持てます。前走を使われて着実に良化してきていると見て良さそうです。
ディープボンド(牡6、大久保龍志厩舎)
11/15(水)栗東・CW(良)6F81.8-5F66.9-4F52.2-3F36.9-2F22.9-1F11.4(馬なり)
和田竜二騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。古馬オープンの僚馬グロリアムンディを3馬身先行させ、道中はスムーズに折り合って脚を溜めながら追走。3~4コーナーで徐々にピッチを上げていき、直線手前で1馬身程度まで差を詰めると、直線は外から並びかけていきます。ラスト1Fでようやく仕掛けられると、一瞬で相手を突き放して3馬身半先着しました。道中はしっかり折り合って追走は余裕綽々、ラスト2Fのラップは11.5-11.4の好ラップ、仕掛けられた際の反応は抜群、ラストは豪快に相手を突き放してとまさに文句なしの追い切り内容と言って良いでしょう。