9月18日水曜日に浦和競馬場で開催されるのは、ダート1400mで行われるJpn3「テレ玉杯オーバルスプリント」です。1着賞金3000万円のレースとなっており、2019年のノブワイルドの勝利以降は中央馬の勝利が続いていますが、ここから東京盃、JBCスプリントと進んでいく秋の前哨戦として位置づけられています。

今年はジェンティルドンナの半弟のスレイマンが、重賞初勝利をかけて出走を予定。今年はアンタレスステークス2着、前走のプロキオンステークス2着と、1400mへの参戦は微妙なところですが、良血が素質開花なるか注目です。

また、3歳馬からは人気になるものの思うような走りを見せられていないブリックスアンドモルタル産駒のイーグルノワールが復活をかけて参戦を予定しています。2歳時には全日本2歳優駿でフォーエバーヤングの2着にも入っており、ここ数戦の大敗はメンタルによるものなのか、早熟性によるものなのか、今回のメンバー相手にどの程度走れるのかで改めて問われるところではないでしょうか。

復活を期すという意味では、リオンディーズ産駒で5歳セン馬のサンライズホークも、今年の黒船賞11着大敗からリズムを崩しており、復調が待たれます。芝で結果が出ない中でダート転向後は破竹の連勝を続けてきた馬で、本来ならこのメンバーなら実力上位で人気しても不思議ないところですが、馬券検討からは悩ましい1頭といえそうです。

地方馬では今年7歳になったもののまだ成長がありそうな、エスポワールシチー産駒のスマイルウィに期待がかかります。このレースは昨年ドライスタウト相手に2着、また浦和競馬場のダート1400m適性はメンバー中随一といえる安定感で、中央勢がそこまで強力ではないだけに、前走10着大敗で人気が落ちるようなら馬券妙味もある1頭です。