11月24日に東京競馬場で開催されるジャパンCに出走するアイルランドのオーギュストロダン(牡4、A.オブライエン厩舎)が、レース終了後に東京競馬場で引退セレモニーを実施する予定であることが明らかになった。外国調教馬としては史上初となる。
オーギュストロダンはアイルランドのクールモアスタッドで生産された貴重なディープインパクトのラストクロップ。2022年の英G1・フューチュリティトロフィーを勝利しG1初制覇を果たすと、昨年は英・愛ダービー、愛チャンピオンS、ブリーダーズカップターフなど次々とG1タイトルを獲得。今年も英G1・プリンスオブウェールズSを快勝し、G1・6勝目を達成。
秋は凱旋門賞への参戦も視野に入れていたが、これを回避し、ジャパンカップを最後に現役を引退し2025年よりクールモアスタッドで種牡馬入りすることを9月に発表した。世界で大活躍してきたアイルランドのディープインパクト産駒が、ゆかりが深い日本の地で有終の美を飾ることはできるのか。目が離せない。