ある意味ではディープインパクトよりも個性の強いサンデーサイレンス産駒といえばどんな馬が浮かびますか?フジキセキやタヤスツヨシはわりとお坊ちゃんぽいイメージ?マンハッタンカフェは周りは周り、おれはおれ、のようにわが道を行く感じ?わたしは荒削り・未知数という意味ではサマーサスピションがまず浮かびます。田中勝春騎手にダービーをプレゼントするチャンスはこの馬、と思えたくらいの末脚を持っていた馬。
というわけで、上記いずれでもない、ドラえもんでいえばジャイアンみたいな種牡馬、それがステイゴールドだと思います。そんなステイゴールドも亡くなってしまいました。そんなステイゴールド「最後」の産駒が先日誕生しました。お相手はエレインで牝馬です。
エレインは父キングカメハメハ、母ミッドナイトシティ。マイルチャンピオンシップ勝ち馬のサダムパテックの妹です。エレイン自身は骨折に泣きデビュー前に引退となりました。父ステイゴールドにとって2016年産はこの仔のみになりますので正真正銘最期の産駒です。そしてエレイン自身にとっては待望の初仔でもあります。
ステイゴールド×メジロマックイーンは黄金配合といわれました。最初で最後のトレンド、ステイゴールド×キングカメハメハなるかも注目が集まります。そして今でこそステイゴールドといえば牡馬の産駒が有名ですが、低迷期・黎明期にはむしろ牝馬でした。ソリッドプラチナムあたりは有名かもしれませんね。
社台コーポレーション白老ファームで生まれた仔ですので、セリでお目にかかるかもしれません。ぜひステイゴールド最後の産駒、注目して成長を見守っていきましょう!