【七夕賞2025予想】人気落ちの今が狙い目!激走期待の伏兵バラジ

今週の福島メインには、前走のメトロポリタンステークスで7着に敗れたバラジが登場。巻き返しを狙う一戦となる。
そのメトロポリタンSでは、ハイペースを中団から追走するも、勝負どころでの反応は鈍く、直線も伸び切れずに7着に敗退。2400mという距離では、これまで2勝クラスや3勝クラスで通用していたものの、オープンの舞台ではやや厳しい内容だった。明らかに距離が長かった印象で、2000m前後がこの馬の守備範囲と見るのが妥当だ。
今回も重賞戦での挑戦となるが、近走の実績を見れば決して悲観すべき内容ではない。3走前のディセンバーSでは3着、2走前の福島民報杯では2着と、リステッドクラスでは安定して上位争いを演じている。とくに福島民報杯では、シリウスコルトと同斤量で0秒1差の2着に好走。そのシリウスコルトは、次走で新潟大賞典を快勝しており、相手関係から見てもバラジの福島でのパフォーマンスは評価に値する。
今回はそのシリウスコルトと再戦となるが、前回からは2.5kgの斤量差が生じ、さらにバラジ自身は前走から1kg減。斤量差の恩恵が大きく、逆転の可能性は十分にある。
右回りの重賞は初挑戦だが、これまで右回りでの戦績は安定しており、不安材料にはならない。前走の東京芝コースでは、直線にかけての加速力が求められる条件が合わなかった可能性が高く、右回り替わりはむしろ歓迎材料。加えて、2走前に好走した福島民報杯と同じ「福島・芝2000m」という舞台であれば、ベストに近い条件といえる。
脚質的にも、先行から中団で脚を溜めて最後にしぶとく伸びるタイプ。2走前の福島民報杯では、内を捌いて伸びる好内容の競馬を見せており、今の福島の馬場状態にもマッチするはずだ。
今回は荻野極騎手との初コンビとなるが、柔らかく捌くタイプの騎手との相性は悪くないだろう。前走の結果で人気を落とすようなら、ここで一変の可能性も十分。展開次第では、重賞初制覇のシーンが見えてくる。バラジは狙い目の一頭だ。

