【アイビスサマーダッシュ2018予想】芝で転身図るベストマッチョ
芝で頭打ちになったらダートを試すというのは日本の競走馬の辿る道として非常にありふれたケースと言えますが、その逆というのは非常に少ないものです。ダート実績を引っさげて芝に参戦するものの返り討ちにあってしまったマウントライブリなど、素質馬でも畑違いであれば実力発揮が厳しい世界、特に賞金体系から芝とダートの関係は一軍、二軍と言った力関係も見られる日本の競馬界においては、ダートで頭打ちになった馬の行き先として芝を選ぶというのは特異なのかもしれません。
ですが、選んだ先も特異な舞台であれば大化けがあるのではないか、そんな期待感があるのがアイビスサマーダッシュに登録してきたベストマッチョです。ベストウォーリア、モーニンでお馴染みの馬場幸夫オーナー所有で、第三の矢ともなる存在かと期待をされており、一定の結果までは出しているものの重賞となると物足りない成績が続いています。
母の父がストームキャットということで日本の芝への適性はないとは言い切れませんが、父マッチョウノの産駒は芝での勝ちがまだなく、単純な芝挑戦はハードルが高いです。ただし、今回のアイビスサマーダッシュは最もシンプルな直線1000mという特殊な舞台のため、芝での巻き返しの可能性があるとすればここではないかというレースになっています。
前走からは2ヶ月じっくり間隔をあけての出走となりました。鞍上は昨年のオータムリーフステークスでもコンビを組んだ大野騎手。人にも被害のでているほどの酷暑ですが幸い夏負けもなく元気いっぱいとのことです。
福島開催が終わり、今週は新潟競馬の開幕週となります。例年通りであれば直線コースは外枠有利の傾向となるため、枠の手助けもあれば穴馬として一つ応援したい一頭です。