【神戸新聞杯2020予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は？

西の菊花賞トライアル「神戸新聞杯」へ向けて各馬が最終追いきりを終えてきた。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。

コントレイル（牡3、矢作芳人厩舎）

9/23（水）栗東・坂路（良）4F51.6－3F37.3－2F24.7－1F12.5（馬なり）

栗東坂路で単走。序盤から軽快なフットワークを刻んで、騎手の手綱は全く動かないままの馬なりだったが、最後まで加速感たっぷりに伸びて、全体も自己最速の速い時計をマークしてきた。1週前は福永騎手を背にCWコースで追われ、3頭で併せて6F81.3－1F12.7をマークして3馬身以上差を付けて最先着を果たし、十分に負荷をかけた追い切りを消化した。1週前は馬なりのまま相手を交わすことができており、最終も無理せず速い時計をマークしてきているので、秋初戦としては文句なしの仕上がりと言って良いだろう。

マイラプソディ（牡3、友道康夫厩舎）

9/23（水）栗東・坂路（良）4F53.3－3F38.5－2F25.0－1F12.6（馬なり）

栗東坂路を単走。馬なりのまま進めてラストはしっかり追われ、しまい重点の内容を消化した。チークピーシズの効果もあってか最後まで集中した様子で走れており、しっかりとした脚取りで駆け抜けた。1週前は坂路で自己ベストに次ぐ4F50.9の速い時計をマークして負荷がかけられており、8月半ばに入厩してからも坂路とCWコースで本数をこなし、じっくりと乗り込まれてきた。調整過程は極めて順調で、態勢はきっちり整ったと言って良さそうだ。

ビターエンダー（牡3、相沢郁厩舎）

9/23（水）美浦・南W（重）5F66.5－4F50.7－3F37.4－1F12.4（馬なり）

美浦の南Wを2頭併せ。僚馬イノバティヴ（2勝クラス）を2馬身先行させ、コーナーで内から差を詰めていくと、直線は馬なりのままラスト1Fは12.4と鋭く脚を伸ばしてクビ差先着した。馬なりでも十分速い時計をマークしており、骨折明けの影響を感じさせない走りを披露した。1週前はWコースで2頭で併せて、直線は一杯に追われて5F67.0－1F12.2をマークし、相手に2馬身先着した。1週前にしっかり負荷がかけられており、最終は手応えに余力を残しながらも良い時計で相手に先着と、好内容の追い切りを消化してきている。仕上がり具合は上々と言って良いだろう。