菊花賞トライアルの「神戸新聞杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

エリキング（牡3、中内田充厩舎）

9/18（木）栗東・CW（良）6F87.5－5F69.3－4F53.9－1F11.5（馬なり）

栗東CWコースで単走。ゆったりと入って前半はリズム重視で追われ、直線は促されるとラスト1F11秒5の脚で伸びてゴールしました。1週前は川田将雅騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、7F96.9-1F11.2をマークして併入。先週は騎手を背に長めからしまい強めとしっかり動かされており、馬もこれにスムーズに応えた形。気配自体はよく、ひと夏越してどこまで成長したかが楽しみな1頭です。

ライトトラック（牡3、友道康夫厩舎）

9/17（水）栗東・P（良）6F85.1－5F67.8－4F52.7－3F39.8－1F11.9（馬なり）

栗東Pコースで2頭併せ。古馬オープンの僚馬ショウヘイを先行させ、終始馬なりのまま進めてしまいは11秒9でまとめてゴールしました。1週前は和田竜二騎手を背にCWコースで3頭併せを行い、一杯に追われて7F98.9-1F11.4をマークして1頭と併入、1頭に遅れてゴールしました。目立つ動きや時計を出してくるタイプではなく今回も派手さにはかけますが、春にまだ見られた幼さは消えており、3ヶ月半ぶりに見せた追い切りは大人びた走り。使われる度に良くなっており、今回も期待。

パッションリッチ（牡3、久保田貴厩舎）

9/17（水）美浦・W（良）6F81.9－5F65.3－4F50.9－3F37.1－1F11.7（馬なり）

美浦のWコースで3頭併せ。古馬3勝クラスの僚馬シェットランドを先行させ、2歳未勝利のサトノエスケープとともに追いかけた。直線で最内に進路をとると持ったままの手応えでスムーズに加速していき、、2頭と併入してゴールしました。1週前はWコースで2頭併せを行い、6F84.7-1F11.4をマークして併入。前走は18kg増と大きく馬体を増やしましたが、前走の勝ちっぷりから成長分と考えて良いでしょう。休み明け2戦目で負荷は軽め、前走以上に素軽さが増しており、上々の仕上がりと見て良さそうです。