【京都大賞典2022予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?
有力馬の秋の始動戦「京都大賞典」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
ボッケリーニ(牡6、池江泰寿厩舎)
10/6(木)栗東・坂路(良)4F52.6-3F38.7-2F25.1-1F12.5(馬なり)
栗東坂路で単走。終始馬なりで余裕を残した内容でしたが、馬場の真ん中を軽快かつ推進力のあるフットワークで駆け上がり、しまいはラスト1F12秒5の脚でまとめてゴール。1週前は浜中俊騎手を背にCWコースで併せ馬を行い、一杯に追われて6F80.4-1F11.4の好時計をマークし、重賞馬のダノンチェイサーに半馬身遅れました。相手には遅れましたが、しっかり負荷をかけて速い時計をマークしており、先週の時点で仕上げられたという印象。最終追いでは馬なりながら良い脚を長く使って登坂しており、気配は良好。休み明けを感じさせない好仕上がりを印象付けており、いきなり力を発揮できそうです。
ヴェラアズール(牡5、渡辺薫彦厩舎)
10/6(木)栗東・CW(良)6F84.4-5F68.2-4F52.6-3F37.3-1F11.7(馬なり)
栗東CWコースで単走。コーナーを大きくまわり、直線は大きなストライドで伸びてラスト1Fは11秒7の切れ味を披露しました。1週前は松山弘平騎手を背にCWコースで強めに追われ、6F80.6-1F11.6の好時計をマーク。先週・最終としまいは11秒台を連発しており、大型馬の休み明けとは思えない反応と切れ味でした。今年3月に芝に転じてから常に上がり最速の脚を使えており、追い切りでも持ち味をしっかりと引き出せています。本領を発揮する態勢は取れていると見て良いでしょう。
ヒンドゥタイムズ(セ6、斉藤崇史厩舎)
10/6(木)栗東・CW(良)6F85.2-5F69.3-4F53.3-3F38.1-1F11.8(馬なり)
栗東CWコースで2頭併せ。僚馬ソフトフルートを3馬身後ろに置き、直線は内から迫る相手をしっかりおさえて半馬身先着しました。序盤は一杯に追われた相手に一旦は前に出られるも、折り合いを欠くことなく反応して鋭く伸びていき、余力を残したままラスト1F11秒8の脚で追い比べを制して先着と、文句なしの動きと時計です。1週前は団野大成騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、6F86.5-1F11.6の好時計をマークしてクビ差先着と、しまい重点の追い切りを消化。折り合い、反応、キレとどれも高いレベルの内容です。去勢明け2戦目となりますが、前走の小倉記念のパフォーマンスも高く、今のところプラス効果しか見られません。2ヶ月ぶりと息は入っていますが、気配は絶好です。