【日経賞2022予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は？

天皇賞(春)の前哨戦「日経賞」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

アサマノイタズラ（牡4、手塚貴久厩舎）

3/23（水）美浦・南W（やや重）6F86.0－5F69.4－4F54.6－3F39.0－1F11.1（強め）

横山武史騎手を背に美浦の南Wで2頭併せ。僚馬インターミッションを5馬身先行させ、4コーナーは外を大きく回って直線入り口で並びかけ、終いに仕掛けられるとラスト1Fは11.1の鋭い脚で伸びて半馬身先着しました。1週前は南Wで3頭併せを行い、6F84.9－1F11.7をマークして併入。気管支に炎症が見られ、ギリギリまで出走が不明だった前走と比べて遠慮なく追われており、時計も動きもしっかり良化している印象をうけます。

ディバインフォース（牡6、寺島良厩舎）

3/23（水）栗東・CW（やや重）5F67.0－4F51.4－3F36.9－1F11.4（一杯）

小崎綾也騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ（レースは田辺裕信騎手が騎乗）。僚馬クロガネを5馬身先行させ、4コーナー手前で馬体を併せると、最後の直線は一杯に追われてラスト1F11.4の好時計をマークして2馬身先着しました。1週前はCWコースで6F83.6－1F11.5の好時計をマークしており、加速ラップもラスト2Fは11.5－11.5の圧巻の好ラップで、外を大きく回りながらも速い時計をマーク。これまで追い切りでは目立った時計や動きは無かった馬でしたが、前走の追い切りから時計を出してきており、状態の良さがうかがえます。

ラストドラフト（牡6、戸田博文厩舎）

3/23（水）美浦・南W（やや重）5F65.4－4F51.5－3F37.5－1F11.6（強め）

美浦の南Wで2頭併せ。僚馬スーパーブレイクを3馬身先行させ、直線手前で内から並びかけると、ダイナミックなフットワークでラスト1Fは11.6の好時計をマークして半馬身先着しました。これまで最終追い切りはポリトラックで行われることが多く比較的静かな最終調整という印象でしたが、今回は毎週しっかり追いきっており、負荷がかけられています。仕掛けられてからの反応は鈍いところがあった馬ですが、最終追いでは騎手の手が動いてから鋭く反応しており、動きに良化が見られている印象です。