【NHKマイルC予想2026】伏兵台頭ムード漂うG1、カギは東京マイル適性
公開: 2026/05/10 04:00

日曜の東京メインは3歳マイル王決定戦の「NHKマイルカップ」が開催。世代屈指のマイラー候補が激突する注目の一戦だ。
今年のメンバー構成は“絶対的主役不在”ともいえる顔ぶれで、実力馬が横一線に並ぶ混戦模様。上位人気想定の中には、クラシック路線へ挑戦したものの距離の壁に泣き、再びマイル路線へ戻ってきた実力馬たちの名前も並んでいる。
その代表格が昨年のデイリー杯2歳ステークスを制したアドマイヤクワッズだ。皐月賞では距離適性の壁に苦しんだが、本来のベスト条件はマイル戦と見る声も多い。父譲りのスピード能力を生かせる東京芝1600mへの条件替わりで、一気の巻き返しが期待される。
また、昨年の朝日杯フューチュリティステークス覇者カヴァレリッツォも有力候補の1頭だ。2歳王者としての実績はメンバー随一で、世代トップクラスの能力を改めて示せるか注目が集まる。
そこへ立ちはだかるのが、マイル路線の王道ローテを歩んできたダイヤモンドノットだ。朝日杯FSでは逃げて2着に粘り込み、前走では控える競馬でも結果を残すなど、脚質の幅を広げてきた。ただし、距離適性という点では“マイルがギリギリ”との見方もあり、最後の直線が長い東京コースで押し切れるかどうかが大きなポイントとなる。
さらに、波乱要素として警戒したいのがアメリカンファラオ産駒ユウファラオだ。前走では積極的にハナを奪って2着に粘り込んだものの、今回も人気薄が想定される。ここで注目したいのがNHKマイルカップは外国産馬の激走が目立っている点だ。かつてはクロフネが勝利した年に、人気薄のグラスエイコウオーが逃げ粘って波乱を演出した。今年も外国産馬が波乱を呼ぶ可能性は十分で、鞍上の松若風馬騎手の勢い含め、軽視できない存在となりそうだ。
一方、ニュージーランドトロフィー組では勝ち馬リザベーションよりも、2着だったロデオドライブに注目が集まっている。ダミアン・レーン騎手への乗り替わりによって人気を押し上げているが、前走でリザベーションに敗れている事実は変わらず、鞍上強化だけで過剰人気になるようなら危険視する必要がある。人気と実力のバランスをどう見極めるかが、今年のNHKマイルカップ攻略のカギとなるだろう。
皐月賞組の巻き返しか、マイル路線組の戴冠か、それとも伏兵の激走か。例年以上に難解な一戦となりそうだ。

