【キーンランドC2024予想】ヒモ穴に押さえたい伏兵ビッグシーザー

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スプリンターズSへ向けての前哨戦に位置付けられている一戦ということで例年レベルの高い快速馬が集結するキーンランドC。今年も昨年の覇者でスプリンターズS・3着の実績が光るナムラクレアを筆頭に、函館スプリントSを快勝したサトノレーヴや重賞2勝馬のオオバンブルマイなど有力馬が多数揃った。

比較的荒れることは少ないレースだが、ナムラクレア以外の上位人気馬はオッズが割れそうな気配があり、ヒモ荒れは大いに期待できそうだ。

下位人気で激走の期待をしているのは、青函S・6着から参戦するビッグシーザーだ。

前走の青函Sは1番人気の期待を裏切る6着に敗退したが、内が有利な馬場を終始外をまわり、中1週で斤量も59kgとタフな条件だった。もっとやれて良かったとも思えるが、大きく悲観する負けでは無い。3走前の函館スプリントSでは開幕週でより内が有利だったが、ここでも外をまわりながらもわずか0秒2差の3着に好走した。これも負けて強しの内容で、夏の2戦は悪くない。

今回は約2ヶ月と中1週の疲れをしっかり取っており、1週前の追い切りでは函館のWで5F64秒9と自己ベストを更新し、最終追いも65秒8の好時計をマーク。ここに向けて順調に仕上げられてきた印象を受ける。賞金を加算しないといけない立場ということから高い本気度を持って臨むはずで、陣営も生半可な仕上げでは出してこないだろう。

強敵ナムラクレアを相手に勝ち切れるほどの能力があるかと言われるといささか疑問だが、能力を出し切れれば連に絡んでくるくらいには評価できる1頭だ。しっかり疲れを取って状態良化、斤量は前走から2kg増の57kg、前傾ラップ傾向が強いレース特徴も好材料と、好条件が多く揃っているここは十分に力を発揮してくれそうだ。前走の大敗で人気が落ちるここは絶好の狙い目と見て、有力視したい。