【エリザベス女王杯2025予想】秋の最強牝馬決定戦!レガレイラやパラディレーヌなど出走予定馬を考察

今週日曜の阪神メインは牝馬チャンピオン決定戦の「エリザベス女王杯」です。3歳馬と歴戦の古馬との激突が最大の見どころとなっています。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
レガレイラ(牝4、木村哲也厩舎)
昨年のエリザベス女王杯・5着馬のレガレイラは、1年越しのリベンジを期して再びこの舞台に挑みます。昨年は不運が重なり、ルメール騎手も「アンラッキーだった」と語る内容。直線では進路を塞がれる不利がありながらも最後まで脚を伸ばし、能力の高さを示していました。その雪辱を果たすように、前走のオールカマーでは豪快な差し切り勝ち。斤量57キロを背負いながらも鋭いギアチェンジを披露し、戸崎騎手の冷静な判断とともに完勝を飾りました。気まぐれな面を持ちながらも、噛み合ったときの破壊力はG1級。今回は暮れの有馬記念へ向けたステップ戦となりそうですが、女王復権への第一歩を刻む走りを見せられるかに注目です。
パラディレーヌ(牝3、千田輝彦厩舎)
前走の秋華賞で3着に好走したパラディレーヌ。大外枠からのスタートで中団後方の位置取りとなりましたが、無理に動かず脚をためる冷静な競馬を展開。丹内騎手も「展開がハマっていれば勝ち負けだった」と語るように、内容は濃いものでした。持ち前のギアチェンジ力を発揮できるのはコーナー4つの舞台であり、京都コース【2-0-2-0】の好相性も後押しします。今回は岩田望来騎手との再コンビ。過去に【2-0-1-0】と好成績を残しており、斤量54キロの軽さも魅力です。展開ひとつで戴冠の可能性も十分ありそうです。
エリカエクスプレス(牝3、杉山晴紀厩舎)
前走の秋華賞で2着に好走したエリカエクスプレス。道中でやや力む場面はあったものの、直線ではしぶとく粘り強い走りを見せ、わずかの差で勝利を逃しました。武豊騎手の巧みな「逃げ」の判断が光り、ペースを作りながらも最後まで見せ場十分の内容でした。武騎手は「やりたいレースはできた。少し力んだのが惜しかった」と振り返っています。今回も引き続き名手とのコンビで、距離延長の課題に挑みますが、地力は世代屈指。桜花賞で1番人気に推されたように、能力そのものは高く評価すべき1頭。ペースを握る立場になれば、上位争いは十分可能でしょう。

