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【ホープフルS2025】ラヴェニューが回避、39度の発熱

2025/12/25 18:41
【ホープフルS2025】ラヴェニューが回避、39度の発熱

1戦1勝ながら、その圧巻の勝ちっぷりで注目を集めていたラヴェニュー(牡2、友道康夫厩舎)が、暮れの2歳王者決定戦・ホープフルステークスを回避することが12月25日に決まった。同日朝に発熱が確認されたためで、管理する友道康夫調教師が明らかにした。

同馬は前日に栗東・坂路で最終追い切りを消化していたが、25日朝の時点で体温が39度近くまで上昇。友道調教師によれば状態は普段と変わらずで大きな異常はないことのことだが、「来年もある馬ですし、無理はさせられません」と説明し、将来を見据えた上での回避判断であることを強調した。

ラヴェニューは先月8日の東京芝コースで行われた新馬戦を5馬身差で圧勝。新馬戦らしい緩めの流れを好位外で折り合い、4コーナーで先頭に並びかけると、直線ではゴーサインに応えてスムーズに手前を替え、一気に加速。後続を突き放すセンス抜群の競馬を披露し、大物候補として一躍注目を浴びた。「春に向けて賞金を加算したい」と陣営が先を見据えていたのも当然の内容だった。

24日には栗東・坂路でジョーカー(2歳未勝利)を2馬身追走し、重馬場の中でも体を大きく使った力強い走りを披露。時計こそ54秒8―12秒8と目立たないものの、約1馬身半先着する好内容の追い切りを消化していただけに、直前での回避は惜しまれる。

今回は大事を取っての決断となり、今後は状態の回復を最優先に、来春の大舞台を目標に調整が進められる予定だ。素質の高さは疑いようがなく、改めてターフに姿を現す日が待たれる。 

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