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【ホープフルS予想2025】親子制覇がかかる3頭に注目

2025/12/24 14:03
【ホープフルS予想2025】親子制覇がかかる3頭に注目

今週土曜の中山競馬メインレースは、芝2000mで行われる2歳オープンのG1「ホープフルステークス」が開催。暮れの中山を舞台に、来春のクラシック戦線を占う重要な一戦として位置づけられている。

ここ2年の勝ち馬を振り返ると、レガレイラ、クロワデュノールといった後に大舞台で活躍する素質馬が名を連ねており、今年の勝ち馬がどのような道を歩むのかにも大きな注目が集まるレースである。

過去8年のデータを見ると、1番人気馬が6勝と高い信頼度を誇っている。一方で、2番人気馬は1勝にとどまり、2022年には14番人気のドゥラエレーデが勝利するなど、1番人気以外の支持馬が取りこぼすケースも目立つ。実力差が分かりづらい2歳戦らしく、波乱の余地を常に含んだ一戦であることは間違いない。

今年の上位人気候補としては、デビュー戦から京都2歳ステークスまで無傷の2連勝で臨むジャスティンビスタ、未勝利戦からアイビーステークスを連勝し3戦2勝の戦績を残すアンドゥーリル、同じく未勝利戦、萩ステークスを連勝しているバドリナートが挙げられる。いずれも安定したレース内容を見せており、能力面での評価は高い。

さらに注目すべきは血統背景である。ジャスティンビスタとアンドゥーリルは父にサートゥルナーリア、バドリナートは父にコントレイルを持つ。いずれの父もホープフルステークスの勝ち馬であり、親子制覇がかかる点は大きな話題性を持つ。今年もまた、このレースを制した血統の底力が結果に直結する可能性は十分にあるだろう。

未知の魅力という点では、1戦1勝で挑むロードカナロア産駒のラヴェニューが面白い存在である。兄に重賞勝ち馬ギベオンを持つ良血で、まだ底を見せていない点も魅力だ。右回りコースは初経験で、芝2000mも初挑戦と課題は多いが、中山のビッグレースに強い戸崎騎手を確保し、3歳クラシックに定評のある栗東・友道厩舎の管理馬である点は心強い。陣営が勝算を見込んでこの舞台に送り込んできたことは明らかであり、軽視は禁物である。

実績馬と未知の素質馬が入り混じる今年のホープフルステークスは、例年以上に見応えのある一戦となる。来年の競馬界を背負う主役候補が、ここ中山で誕生する可能性は十分にある。 

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