【京王杯2歳ステークス予想2025】2歳王者へ向けた重要な一戦!ダイヤモンドノットやシャオママルなど出走予定馬を考察

東京競馬の土曜メインは阪神ジュベナイルフィリーズと朝日杯フューチュリティステークスの前哨戦として位置付けられている「京王杯2歳S」です。2歳世代による最速スプリンター決定戦の位置付けに近い一戦で、年末G1以外にも来春のクラシック戦線や、NHKマイルCへも続く注目の一戦でもあります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ダイヤモンドノット(牡2、福永祐一厩舎)
前走のもみじS・2着から参戦するダイヤモンドノット。逃げたリリージョワを捉えきれなかったものの、上がり最速33秒3の末脚で半馬身差の2着。確かな瞬発力を証明しました。3戦目の未勝利戦では阪神芝1400mを好位から抜け出して完勝。器用さとセンスを兼ね備えた内容でした。今回は初の東京遠征となりますが、京王杯2歳Sは関西馬との相性が良く、ルメール騎手も過去10年で4勝を挙げる好舞台。充実の内容を見せる近2戦からも、ここで重賞初制覇のチャンスは十分にあるでしょう。
シャオママル(牡2、加藤士津厩舎)
東京の芝1400mで行われた前走の未勝利戦を快勝したシャオママル。デビュー戦こそ9着に敗れましたが、その後は着実に成長。2走前の未勝利戦では上がり最速で2着と力を示し、前走の東京芝1400m戦では出遅れながらも外から豪快に差し切って初勝利を挙げました。ラスト300mで一気に加速する末脚は見応え十分で、ルメール騎手も「この距離がぴったり」と太鼓判を押しています。これまで3戦すべてで上がり最速をマークしており、展開ひとつで突き抜ける可能性は高いでしょう。舞台は前走と同じ東京芝1400m。良馬場でも稍重でも対応できる点も強みで、鋭い決め手で重賞の主役に躍り出る可能性は十分ある1頭です。
レッドスティンガー(牡2、矢嶋大樹厩舎)
前走の1勝クラス・2着から参戦するレッドスティンガー。夏の札幌でデビューし、2戦目の未勝利戦で初勝利を飾った素質馬です。東京芝1400mの1勝クラスに挑戦し、超スローペースの中で上がり33秒2という鋭い末脚を発揮して2着と好走。展開に左右されながらも確かな決め手を見せつけました。今回の京王杯2歳ステークスは、その前走と同じ舞台。スローからの瞬発力勝負となれば持ち味が生きる条件です。逆に流れが速くなるようなら脚を溜める形が鍵になりますが、展開ひとつで上位争いに加わるだけの力は十分にあります。父もこの東京芝1400mで重賞を制しており、血統的な舞台適性も申し分なし。重賞初制覇の可能性を秘めている1頭です。

