【JRA鳴尾記念2023予想】宝塚記念の前哨戦!ソーヴァリアントやフェーングロッテンなど出走予定馬を考察
阪神の土曜メインは宝塚記念の前哨戦「鳴尾記念」です。一昨年同レースを8番人気で逃げ切ったユニコーンライオンは宝塚記念で2着に好走。2015年の勝ち馬ラブリーデイは宝塚記念を6番人気で優勝し、2014年は4着だったカレンミロティックが9番人気で2着に善戦するなど、本番の宝塚記念で穴をあける馬を多く輩出しており、伏兵馬を算出する上でも重要な一戦と言えるでしょう。今回は出走を予定している競走馬の中でもとくに人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしました。
ソーヴァリアント(牡5、大竹正博厩舎)
前走の中山記念・9着から巻き返しを狙うソーヴァリアント。直線では本来の伸び脚が見られず失速しての敗退で、明確な敗因が不明な負け方だっただけに状態面の不安が懸念。大目標だった大阪杯も回避し、リフレッシュ放牧を挟んで心機一転を図ります。阪神芝2000mは2戦2勝と好相性の舞台で、鞍上も2戦2勝のC.ルメール騎手を起用と条件はベスト。週中が雨続きなので、タフな馬場をこなせれられるかどうかもポイントとなりそうです。
フェーングロッテン(牡4、宮本博厩舎)
前走の金鯱賞・2着から参戦するフェーングロッテン。その前走は好スタートからハナをきって終始単騎逃げの形へ。直線は勝ち馬プログノーシスの決め手にやられて2着に敗れましたが、うまくスローペースに落として直線も二枚腰を使って突き放してと、この馬自身の競馬は好内容。今回は積極的にハナを主張してきそうな馬もおらず、スムーズに単騎逃げへ持ち込めそうな気配。走った重賞5戦はG1の菊花賞を除いた4戦全てで馬券圏内に入っており、展開や乗り方ひとつでいつでも勝ちきれる地力を備えている1頭です。
マリアエレーナ(牝5、吉田直弘厩舎)
前走の大阪杯・5着から参戦するマリアエレーナ。内枠を生かして道中はラチ沿いをぴったりを進め、ロスのない立ち回りを展開して勝ち馬と0秒5差の5着なら悲観する必要はないでしょう。位置取りがもう一列前ならさらに上位に食い込んでいた可能性は高そうです。小柄な牝馬ながら強豪牡馬相手のG1でこの競馬ができるなら、G3のここは勝ち負けでしょう。相性の良い阪神コースで主戦の松山弘平騎手に手綱が戻る今回は好勝負の期待十分です。