【弥生賞2026予想】パントルナイーフが1週前追い切りで好時計、完成度の高さ際立つ
公開: 2026/02/26 22:20

中山競馬場で行われるクラシック前哨戦「報知杯弥生賞ディープインパクト記念」へ向け、パントルナイーフが1週前追い切りを消化した。25日、美浦Wコースで古馬1勝クラスの僚馬ライネリーベとの併せ馬を実施。7F90秒8―6F80秒5―3F37秒5―1F11秒7という時計が示す通り、長めから負荷をかけつつも余力十分の動きを披露し、併入でフィニッシュした。ラストは軽く仕掛けられた程度で鋭く反応し、脚さばきには確かな成長がうかがえる。
入厩当初は馬体のアンバランスさやバランス面の課題が指摘されていたが、日ごとに改善。長めからの調教を積めたことで、さらなる強度アップに対応できる下地が整った。太田助手のコメントからも、調整過程への手応えは明白である。精神面でも幼さが抜け、レースを使うごとに競走馬としての完成度を高めている点は強調材料だ。
前走の東京スポーツ杯2歳Sでは、道中のリラックスと直線での加速力が際立った。速めの前半ペースにも動じず、折り合いを保ったまま運び、坂を上ってからもう一段ギアを引き出した内容は高評価に値する。鞍上のC.ルメール騎手が「まだ伸びしろがある」と語った通り、素材の良さと将来性は疑いようがない。2着に退けたゾロアストロが次走できさらぎ賞を制した事実は、パントルナイーフのパフォーマンスの裏付けとも言えるだろう。
一方で、さらなる高みを目指すには“もうワンパンチ”という視点も残る。東スポ杯のラストで見せた加速は優秀だが、絶対的な切れ味という観点では上積みの余地がある。しかし、それは裏を返せば成長の余白であり、現時点で悲観する材料ではない。むしろ、調教での安定したラップと終いの反応を見る限り、課題は着実に解消へ向かっている。
弥生賞は皐月賞への優先出走権を懸けた重要な一戦。中山芝2000mという舞台設定、持続力と機動力が問われる展開は、同馬の資質に合致する。ここを通過点とし、さらに完成度を高めていくことができるかに注目だ。

