【サウジアラビアRC予想2025】2歳戦屈指の出世レース!ゾロアストロやチュウワカーネギーなど出走予定馬を考察

後のG1馬を多数送り出す出世レース「サウジアラビアロイヤルカップ」。一昨年の勝ち馬ドルチェモアは続く朝日杯FSを制し、その前年の3着馬スタニングローズはオークスで2着、20年の勝ち馬は皐月賞とダービーで3着のステラヴェローチェ、その前の勝ち馬も後のクラシックで活躍したサリオス、18年はG1・5勝のグランアレグリアなど名馬を数多く輩出しており注目度の高いレースです。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ゾロアストロ(牡2、宮田敬介厩舎)
新潟1800mの未勝利戦を圧勝したゾロアストロ。出遅れとスローペースに泣いた新馬戦こそ2着に敗れましたが、前走の未勝利戦では直線で余裕ある手応えからジーネキングを交わし、上がり最速32秒9の鋭脚で快勝。2着馬ジーネキングが札幌2歳Sで2着に好走したことでレースの価値も高まっています。再び舞台は東京芝1600m。課題だったゲートも克服済みで、スローから速い流れにも対応可能。さらにモーリス産駒、母父ディープインパクト、ノーザンファーム生産という強力データ揃い。順調な夏を過ごし、重賞初制覇へ視界は良好と断言できます。
チュウワカーネギー(牡2、大久保龍厩舎)
阪神1600mの新馬戦を快勝したチュウワカーネギー。前後半800mが51秒0-45秒2の超スローの展開でしたが、逃げて上がり3F33秒2の決め手を繰り出したのは強い証拠でしょう。将来を見据えて控える可能性があるものの、小細工せずに再度主導権を握る可能性も十分。気性の問題もなく、コントロールもしっかりと利いているので今後の楽しみも十分。モーリス産駒らしい500キロを超える雄大な馬体の持ち主で、マイラーとしての期待度も高い1頭です。
アスクエジンバラ(牡2、福永祐一厩舎)
未勝利戦、コスモス賞を連勝中のアスクエジンバラ。前走に騎乗したキング騎手が「まだベイビー」と評したように課題は多いですが、それは大きな伸びしろの証拠でもあります。コスモス賞では出負けを挽回し、早め先頭から押し切る内容で完勝。小倉未勝利戦も同様に先行して突き放しており、中距離での安定感が光ります。ただし新馬戦のマイルでは伸びを欠き4着に敗れており、本質的には中距離タイプの可能性も。それでも陣営は再びマイル挑戦を選択しており、秘策をもって臨む姿勢がうかがえます。今回どのような走りを見せるのか、大きな注目が集まります。

