【紫苑ステークス予想2024】牝馬三冠トライアルの初戦!ボンドガールやカンティアーモなど出走予定馬を考察
中山の土曜メインは秋の牝馬三冠トライアルの初戦となる「紫苑S」です。2016年に重賞に格上げされてから今年で第9回目と歴はまだ浅いですが、3着までに秋華賞の優先出走権が与えられる重要な一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ボンドガール(牝3、手塚貴久厩舎)
前走のクイーンS・2着から参戦するボンドガール。2走前のNHKマイルCでは好位追走から折り合い、直線も手応えは良く最内からこれから伸びていくというところで、外の接触事故で前がふさがれてしまい後退。前が空いていれば上位争いはしていた可能性は高かったでしょう。続く前走のクイーンSでは内枠を活かしたロスのない立ち回りでコーナーをまわり、直線はオールグリーンで上がり最速34秒4の脚で伸びてタイム差なしの2着とスムーズならやはり強い馬です。初の2000mさえ克服できれば勝ち負けでしょう。
カンティアーモ(牝3、木村哲也厩舎)
前走のカーネーションC・1着から参戦するカンティアーモ。中団前目追走からスムーズに抜け出して差し切って快勝と、全く危なげない競馬で快勝。直線伸びてくるだけの競馬でしたが、自己条件では力の違いを見せつけました。2走前のフラワーCではスタートで遅れて後方内からと、苦しい立ち回りを強いられながらも最後は捌いて伸びて3着と、内外の差だけで惜敗という負けた強しの内容です。二の脚はそこまで速くないので控える競馬となる可能性は高そうですが、スムーズにしまいを活かす競馬ができれば見せ場は作ってくれそうです。3戦連続で手綱を握る主戦C.ルメール騎手とのコンビで秋華賞の権利を狙います。
エラトー(牝3、上村洋行厩舎)
前走の北海ハンデキャップ・1着から参戦するエラトー。好スタートから番手に付けて道中もスムーズに折り合って追走し、直線も手応え良く抜け出して快勝と危なげない競馬を披露。2走前の1勝クラスは逃げ切り勝ちを果たしており、チューリップ賞でも最後は9着に沈んだものの、緩みないペースで番手に付けていく先行力は魅力です。他の先行勢が押し寄せて前傾になると厳しいですが、スロー逃げの展開になればしぶとく粘ってくれそうです。前が止まりにくい開幕週の中山なら条件は良さそうです。