【京成杯オータムハンデC予想2024】秋の開幕戦!アスコリピチェーノやディオなど出走予定馬を考察
中山競馬の開幕週を飾る一戦、そしてサマーマイルシリーズを締めくくるハンデG3「京成杯AH」です。マイル路線の主役を狙う馬達から、ハンデ戦ということで虎視眈々と賞金稼ぎを狙っている馬達が押し寄せ、例年多頭数で予想も難解なレースとしても知られています。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
アスコリピチェーノ(牝3、黒岩陽一厩舎)
前走のNHKマイルC・2着から参戦するアスコリピチェーノ。好位から理想的なレース運びを展開するも、直線入口で川田騎手のジャンタルマンタルに蓋をされる形になりながらも、最後は伸びていって2着に好走とタフなレースで結果を出しました。2走前の桜花賞でも中団追走から外をまわってしぶとく伸びて2着に入線。阪神JFも1分32秒6のレースレコードで快勝と世代トップクラスの能力を見せています。厳しいハンデは避けられそうにありませんが、それでも一蹴してくれそうな気配を漂わせている期待馬です。
ディオ(牡5、辻野泰之厩舎)
前走の関屋記念・2着から参戦するディオ。4番手の好位から直線で捌いて2番手まで上がっていき、2着争いを制しての2着と上々の内容でした。重賞級の堅実な立ち回りが持ち味で、春には中山で東風Sを制しているようにコース適性も問題ありません。今年は3勝クラス、リステッドを連勝、夏もリステッドとG3で2連続2着と充実度はメンバー1。優勝すればサマーマイルシリーズの逆転チャンピオンもかかっており、ここは高い本気度を持って臨んでくるはず。
コラソンビート(牝3、加藤士津厩舎)
桜花賞・16着から巻き返しを狙うコラソンビート。昨年の京王杯2歳Sを2歳レコードで快勝すると、暮れの阪神JFでも中団外目から伸びて0秒2差の3着に好走。フィリーズレビューでもインコースをロスなく追走し、直線も内から上がって僅差の2着と、1400~1600mの重賞で安定して上位争いを演じてくれています。マイルは少々長すぎるという印象もありますが、阪神JFの内容を見る限り持ちそうな気配も十分。1400mを使われてスプリンターとしての能力も上がってきているなら、ここでも楽しみな1頭です。