【東京スポーツ杯2歳S予想2025】クラシックへの登竜門!ダノンヒストリーやゾロアストロなど出走予定馬を考察

東京競馬の月曜メインは2歳重賞「東京スポーツ杯2歳ステークス」です。2021年の勝ち馬イクイノックスは後に世界一の馬となり、その前年の2着馬タイトルホルダーはその後G1を3勝、その前の勝馬コントレイルはその後のホープフルSを制して三冠を達成するなど、過去の好走馬がクラシックや後のG1戦線で活躍しており、出世レースとしても注目度が高い一戦となります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ダノンヒストリー(牡2、堀宣行厩舎)
東京1800mのデビュー戦を快勝したダノンヒストリー。2枠からまずまずのスタートを決め、好スタートを決めて先に先頭に出ていた外の馬に内から取り付いて交わすと、1000m59秒7のハイペース逃げを展開。それでも道中は我慢の利いた走りで、直線も脚色は全く衰えずに後続を2馬身半差突き放す危なげない競馬で圧勝しました。勝ち時計の1分46秒8は、昨年の勝ち馬クロワデュノールにわずか0秒1差という好タイム。セレクトセールで4億円以上の値段がついた良血馬で、デビュー前から期待度の高い馬でしたが、好内容の競馬で見事に期待に応えました。22年共同通信杯Vのダノンベルーガ、重賞2着6回ボンドガールの半弟という血統からもポテンシャルの高さは疑いようがないでしょう。
ゾロアストロ(牡2、宮田敬介厩舎)
前走のサウジアラビアRC・3着から参戦するゾロアストロ。スタートで他馬に寄られて後方からの競馬となり、直線勝負の展開でも思うように加速できず、エコロアルバに差されて3着争いに食い込むのが精一杯でした。ルメール騎手も「まだ子どもで良くなりそう」と語り、距離は1800~2000mが合うとの見立てを示しています。未勝利勝ちの舞台でもある1800mへの距離延長は確実にプラスに働くはずです。1週前追い切りでは美浦Wコースで5ハロン64秒2-49秒3-35秒7-11秒4の好時計をマークして自己ベストを更新する好内容を披露しており、使い込まれていますが状態はむしろ上向きです。勝負をかけてきたここは高いパフォーマンスが期待できそうです。
サレジオ(牡2、田中博康厩舎)
阪神の1800mで行われたデビュー戦を快勝したサレジオ。最内の馬が好スタートを決めて逃げ、序盤はこの後ろにピタリと付けていましたが、消極的でペースが上がらず、外からも被されそうになったところで鞍上のルメール騎手が促してサレジオが逃げる展開に。以降もペースはゆったりのマイペース逃げで、直線は後続をしっかりと抑えきって快勝しました。パドックで馬っ気を出したり、レースでも直線でヨレるなどまだまだ幼いところが見られますが、素質が高いのは明白。父エピファネイア、母サラキア(府中牝馬S優勝、エリザベス女王杯&有馬記念2着)という良血馬で、重賞初挑戦で大仕事をやってのける可能性は十分でしょう。

