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【函館2歳S予想2025】完成度の高さはすでに重賞級!ブラックチャリス、非凡なセンスで無傷の連勝へ

2025/07/18 16:03
【函館2歳S予想2025】完成度の高さはすでに重賞級!ブラックチャリス、非凡なセンスで無傷の連勝へ

函館芝1200メートルのデビュー戦で鮮烈な勝利を挙げたのが、ブラックチャリス(牝2)だ。逃げ馬を見ながら番手で折り合い、直線では左ステッキ一発でスッと抜け出す横綱相撲の内容。ゴール前もまだ余力を感じさせる走りで、勝ち時計の1分08秒2(良)は、2歳戦のコースレコードという圧巻の数字だった。

2着のトウカイマシェリもすでに次走で勝ち上がっており、初戦のレースレベルが非常に高かったことを裏付けている。スローペースで流れたわけではなく、テンの3ハロンは33秒4。これは1000mのカイショーの同ラップよりも0.3秒速い上に、走破時計1分08秒2は、当日の1勝クラスの1分08秒4を凌ぐ優秀さ。さらに、当日の1勝クラス(古馬)ですら1分8秒4だったことを考えれば、ブラックチャリスのパフォーマンスは相当に優秀と言わざるを得ない。

レースセンスと完成度の高さは調教過程からも見て取れる。最終追い切りでは、函館ウッドコースで浜中俊騎手を背に3歳未勝利馬カピオラを2馬身追走。直線では馬なりのまま外から楽に併せて、5F68.1-12.6をマーク。結果としては1馬身遅れたが、8馬身以上追走した内容であり、しまいまで一切追われず、余裕を持ってフィニッシュした。折り合いもきっちりついており、動きは申し分なかった。

鞍上の浜中騎手は、母のゴールドチャリスにも騎乗経験がある。スピードと瞬発力に優れた母譲りの資質を感じ取っているようで、「お母さんは気性がピリピリしていたけど、この馬は牝馬らしからぬ落ち着きがある」と高く評価。「物事に動じない、頼もしい部分がある」と語っており、精神面の完成度も現時点でかなり高いと見ていい。

レースでは、スタート良く自ら好位を確保し、4コーナーではインをすくう巧みな立ち回り。先行力と操作性、そして直線での切れ味と、現代競馬で求められる要素をすべて備えている。今の函館芝は時計の出る高速馬場であり、デビュー戦同様に前々で運ぶ競馬ができれば、ここも勝ち負けは確実だ。

母譲りのスピードと気性の良さ、そして完成度の高さ。ブラックチャリスは早くも2歳戦線の主役候補として注目される存在となっている。連勝での重賞挑戦も現実味を帯びてきた。 

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