【コックスプレート2024予想】先行力無いプログノーシス、ここでは危険な人気馬
26日はオーストラリアのムーニーバレー競馬場で豪州競馬の上半期における中距離王者決定戦「コックスプレート」が開催。日本からは現役馬では数少なくなったディープインパクト産駒の6歳牡馬・プログノーシスが参戦。
実績・能力は高い馬で、英国の大手ブックメーカーでは前評判で1番人気に推されるほど能力の高さは買われている。昨年の札幌記念では時計のかかる馬場を早めに動いて持久力を活かして完勝。持続力の高い末脚が武器で、タフ馬場でも出し切れているので海外の芝にも対応はできそうな気配はあるが、なんと言っても出遅れ癖が強く、ことコックスプレートにおいてはこの出遅れ癖が最大の懸念材料となる。
ムーニーバレーの2040mはスタート地点から最初のコーナーまでが200m弱ほどしかなく、外目の枠の先行馬にとってはスタートが重要になってくる。さらに直線はわずか170mとかなり短く、先行が有利になりやすいコース形態だ。9頭立ての少頭数ならある程度は競馬もしやすくなりそうだが、適性で差が出やすい癖のあるムーニーバレーが舞台で先行できない脚質を考えると、割り引きたくなる。
逆に49.5kgで臨めるエヴァポレイトや年度代表馬となった先行馬プライドオブジェニあたりは国内オッズでは妙味度が高くなりそうで、狙い目となりそうだ。タフな展開かつ先行馬総崩れの展開を予想するならプログノーシスで間違いないが、例年の同レースの傾向やコース形態を考えると狙い難いというのが正直な見解だ。