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【JRA函館2歳ステークス予想】持続力✕スピード血統が魅力!カイショー、世代初タイトル奪取へ

2025/07/16 14:03
【JRA函館2歳ステークス予想】持続力✕スピード血統が魅力!カイショー、世代初タイトル奪取へ

函館競馬の日曜メインには、2025年最初の2歳重賞「函館2歳S」が組まれている。舞台は芝1200メートル。キャリアの浅い2歳馬たちによる一戦だけに、各馬の能力比較が難しく、例年以上に予想の難解な一戦といえる。

今開催の函館は、開幕から高速馬場が続いており、先週も土日で計3本のレコードが誕生するなど、時計の出やすい馬場状態が続いている。そんな状況下で、中心視したいのがカイショーだ。函館開幕週に行われた新馬戦では、内枠からスムーズにハナを奪うと、そのまま後続を寄せつけず、3馬身差の圧勝。勝ち時計56秒4は、1978年にハギノトップレディがマークした2歳のコースレコードを実に46年ぶりに更新するものであり、古馬を含めた全体のコースレコードすらも上回る衝撃の内容だった。

同じく新馬戦でレコード勝ちを収めたブラックチャリスも注目株だが、こちらは逃げ馬のペースに乗じて上がり3ハロン34秒4の末脚で差し切った形。一方のカイショーは、自ら主導権を握って速い流れを演出しながらも、上がり33秒9の脚を繰り出しており、展開に左右されない自在性と持続力を見せた。単なる逃げ馬ではなく、自力でレースを動かしながらラストも伸びるという点で、より評価すべきパフォーマンスといえる。

加えて今回は、ブラックチャリスに加え、クラディスティーナ、トウカイマシェリ、エスカレイトといった先行志向の馬が多数出走を予定しており、序盤からのハイペースが予想される。その中でカイショーの池添騎手は、「本番では違う形になると思う。勝つために行ったが、今は後ろで我慢させる調教をしている」とコメント。状況次第では控える競馬を視野に入れており、戦法に柔軟性を持たせた構えを見せている。

血統面でも魅力は十分だ。父は現4歳世代から皐月賞馬を輩出したスワーヴリチャード、母系にはスプリント王ロードカナロアの血が流れており、スピードと持続力を兼ね備えた配合となっている。前走の走りからも距離への不安はなく、追って味のあるタイプであることは明白だ。

1週前追い切りでは、9日の函館Wコースで2頭併せを敢行。大外を回って直線で豪快に脚を伸ばし、5ハロン65秒6、ラスト1ハロン12秒0をマークして最先着。前を追う形でしっかりと脚を伸ばす内容で、終いの切れ味に磨きがかかっている様子が伺えた。

もちろん、2歳馬ゆえに粗削りな部分や若さは残るが、それでも前走のようなスピードと持続力、さらに新たな競馬への対応力を見せられれば、無傷の2連勝で重賞タイトルを手にする可能性は高い。世代一番乗りで重賞を制し、秋以降の2歳戦線をリードする存在となるか、カイショーの走りに注目が集まる。 

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