【京都大賞典2025予想】王者返り咲きか、新星台頭か?秋競馬の主導権争い!

伝統のG2「京都大賞典」は秋の中長距離G1路線へ直結する重要なステップレース。今年も大舞台を見据えた精鋭が集結し、まさに“王道”の様相を呈している。
その中で注目したいのがキズナ産駒の4歳馬ジューンテイクだ。3歳時には京都新聞杯を制し、さらに神戸新聞杯では後に宝塚記念を勝つメイショウタバルの2着に好走した実力馬である。世代屈指のポテンシャルを秘める存在だが、4歳シーズンに入ってからは苦戦続き。重賞の舞台で16着、16着、10着と二桁着順が続き、期待を裏切る形となった。
しかし、前走のチャレンジカップで明らかな復調気配を見せた。約三か月ぶりの実戦で馬体重は自己最多の504キロ(+12)。後方からの競馬となったが、4コーナーで勢いよく進出し、直線では大外から豪快に伸びた。最後の200メートルで止まったとはいえ、上がり3ハロンはメンバー最速タイをマーク。馬体増や休み明け初戦、さらにトップハンデという条件を考えれば、内容は決して悪くなかった。
今回は叩き2戦目。馬体も絞れ、状態面での上積みが大きいことは間違いない。さらに別定戦のため斤量面でも不利はなく、前走で伸び切れなかった要因はほぼ解消されるはずだ。昨年見せた重賞級の末脚が、ここで再び炸裂しても不思議はない。
京都大賞典はG1戦線への大事な通過点。強豪ぞろいの18頭立ての大舞台で、ジューンテイクが末脚を取り戻し、完全復活を遂げる可能性は十分にある。叩き2戦目で真価を発揮し、秋の主役へと名乗りを上げる姿を期待したい。

