【東京大賞典2022予想】〝中心馬〟不在の混戦ムード!大穴はこの馬

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2022年の地方競馬の集大成、東京大賞典がいよいよ12月29日に行われます。今年は、地方馬のG1ホースで復活気配のあるカジノフォンテンや中央所属馬で帝王賞を制しているメイショウハリオ、チャンピオンズカップでレッドガランに先着しているサンライズホープやノットゥルノなど揃った面々は強力馬ばかり。ただ、東京大賞典4連覇中だったオメガパフュームの引退と、チャンピオンズカップ上位馬の不在で例年以上に混戦ムードも漂います。

そんな今年の東京大賞典で注目しているのはレッドガランです。レッドガランは今年芝の重賞を2勝している実績馬なのですが、前走初めてのダート戦に出走し、いきなりG1のチャンピオンカップに出走し11着に敗退。勝馬は今年ダート路線に転じて3連勝でG1を勝利したジュンライトボルトで、そのジュンライトボルトから1秒差の11着は初ダートとしてはまずまずと言って良いのではないでしょうか。

ダート戦2戦目の上がり目も当然期待できますが、この馬は冬場が得意という点も好材料。12月から2月の間で7勝中3勝していますし、1月の金杯で初重賞制覇を果たしています。3着以内まで広げても3着以内に入ったレースが全部で13戦の中で8戦が12月から2月の冬場でのものです。まさに冬将軍と言ってもいいほど冬が得意な馬であり、ここはパフォーマンスを上げてくる可能性は高そうです。

前走チャンピオンズカップのパドックを見ても、500kgを超える馬体はピカピカで調子がいいことを物語っていましたし、この馬力があれば地方のダートも問題ないでしょう。また、鞍上も兵庫県競馬出身の岩田康誠騎手です。先週の有馬記念でイズジョーノキセキを4着に持ってくるなど嵌った時の腕があることは間違いのない騎手です。レッドガランとのコンビでは今年の新潟大賞典を勝っており、相性の良さも証明済み。好条件は多く揃っている1頭と見て良いはずです。

ということで今年最後のG1東京大賞典は、ダート2戦目となる冬が得意な冬将軍レッドガランが岩田騎手とのコンビで激走してくれることに期待したいと思います。