ハクサンムーンの弟がドイツダービーに出走!結果はいかに?!
以前当サイトでもハクサンムーンの弟ウォーリングステイツがドイツダービーに出走するかも、という記事を書きましたが、本当に出走が叶いました。ハクサンムーンの弟とは言え、日本馬ではないために海外馬券の発売の対象にはならなかったのが残念です。ドイツダービーはドイツ競馬における最も重要なレースですが、外国のレースを発売してから間もない国内ではまだ認知度が低いため、国内で買えるようになる日はまだ先になりそうですね。
ウォーリングステイツは2番人気!現地で高い支持集める
ウォーリングステイツのオッズは2番人気と現地でも高い支持を受けました。1番人気は前哨戦のG2ウニオンレネン(芝2200m)を制して挑んだ父カシークのコロマノで、同レースでウォーリングステイツは4着に敗れ、ここに挑むことになりました。
18頭立てで行われたドイツダービーでしたが、結果は1番人気のコロマノが13着、2番人気のウォーリングステイツは18着のシンガリ負けと1,2番人気が飛んで大荒れの結果となりました。優勝は日本でもお馴染みのシロッコ産駒ヴィントシュトースが4番人気で勝利。道中は後方で脚をためて怒涛の追い込みを決めました。そしてこの馬のオーナーブリーダーでもあるロットゲン牧場としては、1959年のウオモ以来、58年ぶりのドイツダービー制覇という記念すべきレースになりました。
日本のダービーも皐月賞から巻き返したレイデオロが勝利し、イギリスダービーも今年は大波乱でした。世界中の今年のダービー馬を見渡しても世代随一といえるような傑出した馬がいないのではないか?と思える結果になっています。とは言え、母父サクラバクシンオーのウォーリングステイツがドイツのダービーへ2番人気で出走するというのは夢のある話だと感じました。
もちろん結果は納得のいくものではないですが、いつかまた日本の血統で海外のクラシックへ挑戦し、制覇するようなチャンスが巡ってくるかもしれません。ひょっとしたら日本馬による凱旋門賞制覇より先にくるかもしれませんね。