【エプソムC2016予想】江戸の仇を江戸で討つ?弟の無念をラングレーが晴らす!
昨年はエイシンヒカリがこのレースをステップに飛躍をとげました。そういった意味では今年の勝ち馬が秋以降どんな競馬をするかも注目を集めそうなエプソムカップ。
牝馬ながら人気を背負っての参戦になりそうなのが戸崎騎手とルージュバック。先週の鳴尾記念でも同じキャロットの勝負服できっちり2着にステファノスをもってきました。マーメイドSを捨てて牡馬相手に挑むこの馬もまた、秋以降の飛躍が期待される1頭。同じく牡馬相手だったきさらぎ賞の衝撃よ再び、といったところでしょうか。舞台もG3、芝1800mとコースは違えど整った感じはあります。
とはいえ、わたしの本命は今回は違います。ラングレーです。父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー、母の父ストームキャット。栗東・矢作厩舎の管理馬。リアルスティールと同じ配合。1つ上の全兄にあたります。
昔は「江戸の仇を長崎で討つ」なんてことばもありましたが、競馬界は違います。江戸の仇は江戸で討つ!東京競馬場で弟が負けた以上、やはり同じ競馬場で兄が勝たなければいけないのです。
リアルスティールに騎乗していた福永騎手は、今回国枝厩舎のロジチャリスで参戦予定ということもあり、美浦のイケメン・石橋脩騎手が騎乗します。人気泥棒といえなくもない戦績をたどっていますが、東京コースに限っていえば8戦3勝2着1回の連体率50%の安定感。また石橋騎手といえば、ドゥラメンテの背中を知る数少ない日本人騎手の一人。ビートブラックの春の天皇賞など、大舞台でも一発がある騎手。
昨年のエイシンヒカリも、もしここで負けていたら、秋に香港に招待されることもなかったかもしれません。そうなると今年のヨーロッパ遠征もなかったことになります。そういう意味では2着では意味がない、勝ってこそのレースになります。ヒストリカル、フルーキー、アルバートドックなど、関西勢が人気になりますが、この馬も忘れずに馬券に入れておきたいものです。