【小倉2歳ステークス2021予想】エトワールジェンヌ、馬体整った今なら

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小倉競馬のラストを飾る重賞は「小倉2歳S」です。今年も昨年と同じ10頭と少し寂しい頭数になりましたが、昨年の勝馬メイケイエールはその後ファンタジーSとチューリップ賞を快勝、2016年の勝馬レーヌミノルは後に桜花賞馬となったように、出世レースとしても注目される一戦です。

今年の出走馬の中で注目しているのはエトワールジェンヌです。

東京芝1400mで行われた新馬戦は7着に大敗し、2戦目のダート未勝利戦を快勝してここに臨んできました。残りの9頭中7頭は芝で勝利しており、残り2頭中1頭はダート戦ながら1戦1勝、もう1頭もデビュー戦がオープン戦と・3着のデュガとなっており、どうにもエトワールジェンヌにとっては、分が悪い臨戦過程と言えます。

芝の新馬戦は16頭立ての4番人気に推されながら、スローの展開で押し出されるように途中から逃げる形となり、後続の馬に差されて7着に終わりました。ただ、重め残りの馬体で直線は目標にされてしまい、全体的に条件が整わなかった印象。

2戦目のダート戦では、馬体重がマイナス14kgと絞れており、道中は先行馬を見る展開で新馬戦とは逆に追いかける立場となりました。直線ではじわじわと伸びていき、ラスト100mで他の馬がバテたところに差し切り快勝。控える競馬を経験し、状態も良化してきた今なら、芝での巻き返しも十分あり得るでしょう。

逃げ・先行で新馬戦を勝ち上がってきた馬がほとんどの中、控える競馬と芝・ダート両方を経験できた点はアドバンテージと言えるでしょう。馬体がようやく絞れてきており、前走叩いた上積みが期待できそううなここは好勝負が期待できそうです。

ということで今年の小倉2歳ステークスは、エトワールジェンヌが芝未勝利もその敗退した経験を活かして、重賞制覇をしてくれることに期待して応援したいと思います。