【オールカマー2025予想】レガレイラにホーエリート、今年は牝馬勢が中心

日曜の中山メインは芝2200mの「オールカマー」が開催。1着馬には天皇賞(秋)の優先出走権が与えられる重要ステップであり、今年は11頭と少頭数ながら実力馬が集結した。
まず注目したいのがスワーヴリチャード産駒の4歳牝馬レガレイラだ。宝塚記念では2番人気ながら11着に沈んだが、実績ある中山で反撃を誓う。ホープフルS勝利に加え、有馬記念でも好走した舞台だけに条件は申し分なし。鞍上は引き続き戸崎騎手が手綱を取る予定で、休み明けの不安さえ克服できれば巻き返し必至と見る。
対してルーラーシップ産駒の4歳牝馬ホーエリートも侮れない。重賞勝ちこそないものの、中山牝馬S・2着、目黒記念・2着と安定感は抜群。収得賞金3950万円では秋の大舞台に向けて余裕がなく、ここで確実に賞金を積み上げたいところ。横山武史騎手との新コンビで挑む意気込みは強く、初タイトル獲得の好機と言えるだろう。
オールカマーは2020年センテリュオ、21年ウインマリリン、22年ジェラルディーナと牝馬が3連勝を飾ったが、直近2年は牡馬が勝利している。今年も流れを読むのは難しいがレガレイラ、ホーエリートと牝馬勢が主役を張る構図は揺るぎないだろう。秋の天皇賞へ向けて再び牝馬が輝くのか、はたまた牡馬が底力を見せるのか注目の一戦だ。

