藤田菜七子、マカオで4着。海外初勝利はお預け。
遅くなりましたが、2017年1月21日(土)に、マカオのタイパ競馬場で開催された「International Mixed Doubles Jockeys Challenge(マカオ国際男女混合ジョッキーズチャレンジ)」の結果を載せます。
今回JRA代表として選出されたのは武豊騎手と藤田菜七子騎手の2名。なかなか国内でも見ることができない2名の競演は渡航前から注目を集めていたが、残念ながら結果は2人とも未勝利に終わった。
同競走は事前に6人ずつの男女騎手が抽選でペアを組み、3レースによるポイント制で6つのチームによって優勝を競うといった内容。藤田騎手がペアを組んだのは香港を拠点にするフランス人騎手のO.ドゥルーズ騎手となった。
藤田騎手は7番人気を4着に!武豊騎手は2着2回とチームに大貢献!
クラブが用意したウォーミングアップのレースでは見せ場なく10着に敗れるが、本番の第1レースでは藤田騎手が9着、オリビエ騎手は3着に入着し、合計7ポイントを獲得。第1戦目はチーム3位とまずまずの滑り出し。
しかし第2戦では藤田騎手が10着、オリビエ騎手9着と順位を落とし2点を追加し、チーム得点は合計9ポイント。ここでチームの順位を5位に落とした。
一方でブラジルのJ.アウベス・ヂ・レモス騎手とペアを組んだ武豊騎手は、第1戦こそJ.アウベス騎手11着、武豊騎手8着でチーム最下位の2ポイントだったが、2戦目で武豊騎手が2着に入り9ポイントを獲得、チーム得点が12ポイントとなり順位を3位まで伸ばした。
そして迎えた最終の第3戦、チーム1位のA.カルダー騎手・J.デイビス騎手コンビが2戦目の時点で合計39ポイントと他チームに大きく差をつけていたが、ペア同士で好走すればどのチームも逆転はできる状況。
藤田騎手は7番人気のノーザンレジェンド(セ6)に騎乗し、直線でインを縫って4着に追い込み人気薄を掲示板内に持ってくる好騎乗を見せた。ペアのオリビエ騎手は11着に敗れ、残念ながら得点はチーム内5位の合計15ポイントとなった。
武豊騎手は2番人気のオーソーイージー(セ6)に騎乗し2着に入着する連続好走。ペアのJ.アウベス騎手も4番人気のミスターカオプーに騎乗し、3着に入着。得点を合計29ポイントまで伸ばし、3位となった。
優勝ペアは、序盤で大きく差をつけたA.カルダー騎手・J.デイビス騎手コンビが最終的に合計39ポイントを獲得し、見事に1位に輝いた。
残念ながら海外初勝利はお預けとなった藤田騎手だが、「思った通りに乗れませんでしたが、とてもいい経験になりました。この経験を生かして日本でも頑張りたいと思います」と前向きなコメントをし、マカオを後にした。
■1/21 マカオ国際男女混合ジョッキーズC(2017)の結果
【1位】合計得点39p
A.カルダー(ニュージーランド) 個人得点31p
J.デイビス(アメリカ) 個人得点8p
【2位】合計得点29p
M.ヌネス(シンガポール) 個人得点22p
K.ヘソン(韓国) 個人得点7p
【3位】合計得点29p
武豊(日本) 個人得点19p
J.アウベス・ヂ・レモス(ブラジル) 個人得点10p
※2チームが29ポイントを獲得しましたが、1着の数で武豊騎手が所属するチームは総合3位となりました。
【4位】合計得点21p
M.セヨン(韓国) 個人得点3p
K.マリオン(オーストラリア) 個人得点18p
【5位】合計得点15p
O.ドゥルーズ(香港) 個人得点8p
藤田菜七子(日本) 個人得点7p
【6位】合計得点10p
L.コラレス(マカオ) 個人得点3p
E.フィネガン(アイルランド) 個人得点7p