【博多ステークス2025予想】混戦必至のダート中距離戦、実績馬vs上がり馬が激突!

今週から開幕する小倉競馬。その土曜メインに組まれているのは、ダート1700mで行われる3歳以上3勝クラスの定量戦・博多ステークスだ。フルゲート16頭に対し、登録は25頭と多数。まずは出走権を得ること自体が狭き門となる。
ハイレベルなメンバーが揃い、特に現級で前走2着に好走した実力馬が複数名を連ねている点に注目したい。中でも軸馬候補として期待されるのが、アジアエクスプレス産駒の5歳牡馬・サイモンザナドゥだ。このクラスで安定した走りを見せており、勝ち切れないレースが続くものの、小倉ダートでは1戦1勝と好相性を誇る。舞台設定は整っており、引き続き川田騎手が騎乗予定という点も大きな強みだ。
対抗馬として注目されるのが、コーザン産駒の4歳セン馬・ジャスパーロブスト。1勝クラス、2勝クラスを連勝して挑んだ前走・夏至ステークスでは、逃げの形から2着に粘り込み、昇級戦かつ休み明けという状況で地力の高さを示した。小倉では2戦して2着が続いているが、中1週のローテーションでは2戦2勝と得意にしており、条件好転でさらなる前進が期待できる。
穴馬候補としては、モーニン産駒の4歳牡馬・マッシャーブルムを挙げたい。前走の高瀬川ステークスでは11番人気ながら2着に食い込む好走。今回は距離延長が課題となるが、小回りコースは向いており、人気を落とすようであれば再度の激走も視野に入る。
また、注目すべき上がり馬もいる。ドゥラメンテ産駒の5歳牡馬・ドゥラリアルは、これまで5戦してすべて連対という安定感を誇る。今回は1年以上ぶりの実戦となるが、近親に平安ステークス2着・マーチステークス3着のインバルコがいる良血馬であり、昇級初戦でも高い素質で押し切る可能性は十分ある。
それぞれに強調材料を持つ馬が揃い、展開ひとつで着順が大きく入れ替わる可能性も高い一戦。開幕週のダート戦らしく、混戦模様が濃厚だ。

