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【ラジオNIKKEI賞2025予想】逃げ馬トレサフィール、父・横山典と新コンビで挑む重賞獲り

2025/06/25 15:02
2025/06/25 16:07
【ラジオNIKKEI賞2025予想】逃げ馬トレサフィール、父・横山典と新コンビで挑む重賞獲り

3歳限定で行われる唯一のハンデ重賞、ラジオNIKKEI賞が福島競馬場で開催される。注目は、圧巻の逃げ切り勝ちを収めた素質馬・トレサフィールだ。内枠からスムーズに先手を取り、マイペースの逃げに持ち込むと、直線ではしぶとく脚を伸ばし、2着馬を3馬身突き放す快勝。リズムよく自分の競馬に徹したことが勝因ではあるが、着差以上に内容の濃い圧勝劇だった。

同馬は今年の一口クラブ募集カタログの表紙を飾るなど、早くから高い評価を受けていた逸材である。先週は競馬専門誌「競馬ブック」の表紙も飾り、その存在感は一段と増している。関係者の期待はもちろん、ファンからの注目度も非常に高い一頭だ。

調整過程も申し分ない。1週前の追い切りでは美浦ウッドコースで5ハロン65秒台の好時計をマーク。さらに2週前にも同様のタイムを出しつつ、ラスト2ハロンを11.8-11.2という鋭い加速ラップでまとめており、状態は万全。フィジカル面の成長は順調で、素質だけでなく現在の充実度にも太鼓判を押せる。

ただし、課題もないわけではない。前向きな気性から、距離やコース形態によってパフォーマンスが左右される可能性があり、精神面の成長も今後の課題となる。今回はその点に加え、鞍上が横山和生騎手から父の横山典弘騎手へとスイッチされる点も注目材料だ。和生騎手が函館記念に騎乗するための乗り替わりとはいえ、主戦とのコンビ継続を望んでいたファンにとっては一抹の不安もあるだろう。

しかし、横山家の親子による“騎手リレー”には利点も多い。馬の癖や特徴を共有しやすい関係性であることに加え、典弘騎手は「後方ポツン」戦法で知られるものの、実は前で運ぶ逃げ馬で真価を発揮するタイプでもある。トレサフィールのような先行型との相性は悪くなく、むしろ展開を読み切る巧みな手綱さばきに期待が持てる。個人的には、この乗り替わりはむしろ歓迎すべき変化と評価している。

最大の焦点となるのは、初の福島コースへの対応だ。これまでの東京での好走ぶりからは、大箱向きの印象が強い。一方で、小回りで直線の短い福島では持ち味が生きるかどうかがカギとなる。ただし、開幕週の軽い馬場は同馬にとってプラス材料であり、極端に舞台不向きでなければ十分に戦えるはずだ。

結局のところ、乗り替わりや初コースといった不確定要素を割り引く必要がないのであれば、ここも勝ち負けになる可能性が高い。展開の鍵を握る逃げ馬トレサフィールが、小回り福島でどのようなパフォーマンスを見せるか。父・典弘騎手との新コンビで、注目の一戦が幕を開ける。 

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