【オークス2025予想】「雨」も「スローペース」も問題なし!アルマヴェローチェは確勝級?

桜花賞・2着から参戦するアルマヴェローチェ。
スタートはそこまでだったが、馬なりでリカバリーして中団外から追走。直線は外から追い上げ、先に抜け出したエンブロイダリーに迫るもクビ差届かずの2着だった。1000m通過は58秒6で、稍重のコンディションを考えれば速いペース。内前で競馬をした馬にとっては苦しくなる展開となり、逆にこれにピシャリとハマったのがアルマヴェローチェだった。
スタート後にリカバリーして上手く流れにフィットさせ、エンブロイダリーを内に閉じ込めたまま進路を確保して直線を向くといった岩田望来騎手の好騎乗もあり、人馬共に好内容の競馬を披露した。ラストはエンブロイダリーに競り負けるかたちで勝ちきれなかったが、休み明けや外を回した分の差だったとも言える差で、逆転は可能だろう。
スローの瞬発戦という展開ではどうかという不安はあるが、これまでマイル以下を使ってきた馬が多いため、それなりに流れるのがオークスの特徴。ここは腹を括って後ろからの競馬を展開してもらいたいが、スローでも相対的に上りは掛かりそうな気配もあり、なんだかんだで最後は見せ場を作ってくれる可能性も十分。
牝馬のこの時期は調整が難しく、在厩調整の判断がどうでるかも慎重に見極めたいところ。前走は4ヶ月の休み明けで馬体重12kg増と大きく馬体を増やしてきたが、レースの結果的に成長分であったと判断してよさそうだ。
1週前は栗東CWコースで3頭併せを行い、6F82.4-5F67.0-4F52.3-3F37.0-1F11.2をマークして最先着でゴール。一旦楽をさせて疲れを取ってからの立ち上げで、しっかり追われたこの1週前の追い切りでスイッチが入った様子。楽に相手に先着出来ており、叩き2戦目の上積みも十分見込めそうだ。
週中・週末の雨も同馬にとっては問題なし。馬場が渋る様なら距離適性が問われるが、スピードを生かせる馬場なら世代戦のここは誤魔化しも利く可能性も。いずれにせよ、アルマヴェローチェならどちらでも対応は可能だ。
大きく嫌う材料はなく、総合的に見てオークスでは本命級の存在と評価するのが妥当だろう。

