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【阪神ジャンプS予想2025】ジューンベロシティの一強ムード、相手探しの一戦か

2025/09/17 15:52
【阪神ジャンプS予想2025】ジューンベロシティの一強ムード、相手探しの一戦か

例年の阪神コースに舞台を戻して行われる「阪神ジャンプS」は、障害競馬ファンにとって秋の幕開けを告げる注目の一戦だ。今年の主役は間違いなくジューンベロシティだろう。重賞5勝を誇る実績に加え、ここまでの勢いも抜群。唯一対抗できそうなのは中山グランドジャンプ・2着のネビーイームだが、重賞未勝利という現状を考えれば力量差は明白だ。

ジューンベロシティは3月の阪神スプリングジャンプでアタマ差の2着に敗れているものの、その距離3900mは長すぎた。重賞5勝のうち4勝が3110m、残る1勝も3140mで挙げており、ベストは3000m前後。今回の阪神3140mはまさに理想の条件と言える。管理する武英調教師も「この距離なら」という強い手応えを口にし、舞台替わりに自信をのぞかせている。

懸念材料を挙げるなら春から続くローテーションだ。今年は阪神スプリングジャンプ・2着、中山グランドジャンプ・4着、東京ジャンプステークス・1着とすでに3戦。激戦続きの中で常に上位争いを演じており、疲労が心配された。だが前走後は夏場をじっくり休養に充て、馬体と精神をリフレッシュ。17日には高田潤騎手を背に栗東CWコースで6ハロン85秒0―1ハロン11秒8をマーク。リズム重視で道中は落ち着き、終いは鋭い伸びを披露した。さらに先週13日の最終追い切りでは6ハロン85秒6―1ハロン12秒1を馬なりで刻み、十分な仕上がりを示した。

高田騎手は「激しいレースのあとでも集中力を切らさない。馬のポテンシャルに助けられた」と前走を振り返り、万全ではない状態での勝利を高く評価する。調教過程を見ても疲労の色はなく、むしろ充電を終えたことで心身ともに一段と成長している印象だ。

馬券的妙味は薄いが、阪神3140mという舞台でジューンベロシティが一枚上の存在であることは疑いない。ネビーイームら伏兵陣がどこまで食い下がれるかが焦点であり、基本はジューンベロシティを軸に相手探しに専念するのが鉄則と言えそうだ。 

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