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【函館記念2025予想】洋芝初でも勝ち負け?成長著しいマコトヴェリーキー

2025/06/27 13:07
【函館記念2025予想】洋芝初でも勝ち負け?成長著しいマコトヴェリーキー

北の大地に、今年も実力馬たちが集結した。函館競馬の日曜メインは、サマー2000シリーズの開幕戦「函館記念」。例年通り、夏の中距離王を目指すタフなメンバーが顔を揃える。

その中で、実績と上昇度の両面から上位評価が可能なのが、オルフェーヴル産駒の5歳牡馬・マコトヴェリーキーだ。今年の京都記念では3着に好走。4コーナーでの接触という不利もものともせず、持ち味を発揮した。続く阪神大賞典でも2着に入り、先行馬に有利な流れの中で地力を示した。G2戦で連続好走を果たしており、その内容は高く評価できる。今回も前につける競馬ができれば、必ず見せ場を作るはずだ。

今回は、これまでの2200m・3000m戦から一転して2000mへの距離短縮となる。さらに初めての洋芝挑戦とあって、舞台適性には一抹の不安も残る。ただし、母マコトブリジャールは2016年の札幌G3クイーンSを制しており、血統的には洋芝適性を十分に見込める。加えて、広くて直線の長い京都や阪神外回りよりも、小回り・内回りの方が合っているタイプと見られ、函館のコース形態も歓迎材料だ。

函館芝2000mは、3コーナーから下り坂に入り、スパイラルカーブを利用して加速しながら下る構造。前が止まりにくく、ラスト1ハロンが減速ラップになる傾向が強い。前目で粘り込むための持久力が問われる条件であり、長距離戦で結果を残してきたマコトヴェリーキーにとっては、適性の高い舞台設定と言える。

今年のメンバー構成を見ても、極端に速い時計は出にくいと予想され、絶対的な強敵も不在。持久力を活かした早め捲りの競馬がハマれば、勝機は十分にある。

「春の天皇賞は相手も強く、3200メートルを走るとダメージも大きい。そう考えて、こちらを選択した」と、上村洋行調教師は臨戦過程について語っている。勝ちを狙ってのローテーションというよりは消去法的な選択だが、条件面ではむしろプラス材料が多い。

近走の安定感は、地道な成長の証。重賞初制覇を果たすには絶好の舞台が整った。今後の飛躍へとつなげるためにも、ここで北の大地のタイトルを手に入れたい。 

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